朝の「フルーツ」をそのまま食べない方がいい人の特徴|管理栄養士が解説

朝の「フルーツ」をそのまま食べない方がいい人の特徴|管理栄養士が解説
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朝のフルーツは手軽さと栄養をそなえており、働く方にとってのサポートになります。一方で、朝の果物に注意したほうが良い方もいます。 今回は、朝の果物の健康的な食べ方や個別の対応について、管理栄養士が解説します。

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朝のフルーツはいいの?悪いの?

朝のフルーツ自体は、個人に合った適切な量を召し上がっていただく分には問題ありません。個人に合った適度な量の食事を朝食べることは、2型糖尿病のリスクを下げるという研究結果もあります。

朝の時間帯は忙しいこともあり、ついご飯・パン・果物だけとなってしまう方もいらっしゃいます。現時点では、「朝にフルーツだけを食べることが不向き」とする研究結果はありません。ただし、過敏性腸症候群(IBS)の方や、血糖値が高い方、糖尿病の方は、フルーツを食べてはいけないということではありませんが、食べる量や種類には注意が必要です。

過敏性腸症候群(IBS)をお持ちの方

過敏性腸症候群の方は、果物に含まれる果糖を食べることで、お腹の中でガスが多く発生し、お腹の痛みなどにつながる方もいらっしゃいます。

そのような場合は、果物の種類や量に注意が必要です。果糖の量が多い果物を食べることで過敏性腸症候群は悪化する方も多いため、果物そのものを除去するのではなく、この2つのポイントに挑戦してみましょう。

腹痛
Photo by Sumie

①果糖の少ない果物を食べる
 果糖の少ない果物
(ブルーベリー・いちご・パイナップル・キウイフルーツ・オレンジ・メロン)

果糖すくない
Photo by Sumie

②量を個人に合った内容にする
 まずは手のひら程度を目安に果物をたべて量を体調に合わせて増減してみましょう。
 果物の種類によっても食べられる量や体調が変わってきます。

この2つでご自身の体の状態をコントロールしてみましょう。

過敏性腸症候群の方は朝だけに限ったことではありませんが、1日のスタートの朝に体調を踏まえて食材を選ぶということは、1日のよいコンディションにもつながります。

血糖値が高い方や糖尿病をお持ちの方

血糖値の高い方は、果物を上手に間食の代わりなどに活用すると、よい血糖コントロールのサポートにつながります。ですが、果物は健康的と思い、つい量を多く食べてしまったり、果物をそのまま食べることが難しい場合にはジュースなどの加工品として飲むことも少なくありません。

果物の加工品、特にジュースは、食物繊維であるペクチンが少なくなった液体状になって私たちの体の中に入ります。その結果、本来果物をそのまま食べることによりゆっくり血糖値を上げる役目がある食物繊維がなくなることで、朝、果物ジュースを飲むと血糖値は上がりやすくなります。

血糖値が気になる方や糖尿病をお持ちの方は、ジュースではなく果物をそのまましっかり噛むことで、満腹感を感じることも大切です。

管理栄養士のコメント

まずは、ご自身の体質に果物が合うのか、という点をしっかり確認することが大切です。そのうえで、果物の種類や食べる量を工夫しながら、果物に含まれる栄養を無理なく、効率よく取り入れていきましょう。ご自身の体に合った食べ方を見つけることが、健康的な生活につながります。

 

〈文献〉
Ren Y, et al. Frontiers in Endocrinology. 2023
Shepherd SJ、Gibson PR. — 2006年米国栄養士協会誌

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