もっと辛い人がいる…で我慢しない。更年期からは“大変さ競争”に乗らないで「自分の心を守る、上手な受け流し術」
更年期の体調の辛さを打ち明けたとき、「世の中にはもっと大変な人がいるよ」という言葉に、傷ついたことはありませんか? その言葉は、気づかぬうちに人と自分を比較して責める“大変さ競争”へと引きずり込んでいるかもしれません。更年期は、そんな不毛な競争からは降りていい時期です。今回は、“大変さ競争”にのらず、上手に受け流して心穏やかに過ごすためのコツをお伝えします。
更年期の不調を話したら“大変さ競争”に突入してしまった
先日このようなご相談をいただきました。
「更年期の不調を話すと、『私の方が大変だよ』『世の中にはもっと辛い人がいるよ』と返されました。自分が甘えているのかなと思えてきて辛いです。どうしたらいいでしょうか」(40代女性)
「まだあなたなんてましよ、私なんて」とか、「世の中にはもっと辛い人がいるんだから」などと言ってくれる人、よくいますよね。多くの場合が、何か悪意があって言っているわけではなく、逆に善意で励ましのつもりであることが少なくありません。とはいえ、正直なところ、他の人の辛さや、自分より大変な人について知ったとしても、不調が消えるわけではありません。私はこの“大変さ”を比べ合う状態を“大変さ競争”と読んでいます。このように人と“大変さ”を比べても辛さは消えないし、症状も消えません。
一方で、人から何か言われなくても、「世の中にはもっと頑張ってる人がいるのに、こんなことで辛いと思ってる自分は、なんてダメなんだろう」「仕事しながら家事も両立している人がいるのに、自分は…」と、自分のなかで“大変さ競争”を始めてしまい、自分で自分を責めてしまうようなこともあるでしょう。
このように、人と“大変さ”を比べても辛さは消えないし、症状も消えません。また、自分の中で“大変さ競争”を始めてしまうような時は誰にでもあります。人からかけられた言葉で“大変さ競争”が始まってしまったら、その言葉は「ふーん」と受け流してしまいましょう。
自分の中で“大変さ競争”が始まってしまった場合も、同様に、そんな自分を受け流せると少し楽になるのではないでしょうか。
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