朝の「みそ汁」に加えるだけ。血糖値の急上昇を抑える食材5選|管理栄養士が解説
健康診断で「血糖値が少し高めですね」と言われたり、食後に強い眠気を感じたりしていませんか。食後に血糖値が急激に上がると、インスリンが多く分泌され、脂肪をため込みやすくなるほか、糖尿病のリスクにもつながる可能性があります。しかし、血糖値対策のために食生活を大きく変えるのは簡単ではありません。そこでおすすめなのが、朝のみそ汁の具材を工夫すること。食物繊維やたんぱく質が豊富な食材を加えることで、糖質の吸収がゆるやかになり、食後の血糖値の急上昇を抑える効果が期待できます。今回は、朝のみそ汁に加えたい食材を5つ紹介します。
なぜ朝のみそ汁が血糖値対策に役立つの?
朝は忙しく、ついパンや白米だけで済ませていませんか?糖質に偏った食事は血糖値が上がりやすくなります。
みそ汁をプラスすれば栄養バランスが整いやすく、血糖値の上昇をゆるやかにする食物繊維やたんぱく質を無理なく取り入れられるのが大きなメリットです。食事の最初にみそ汁を飲むことで満腹感を得やすくなり、食べ過ぎ予防にもつながります。
朝のみそ汁に加えたい食材5選
血糖値の対策におすすめしたい、みそ汁の具材を5つ紹介します。
切り干し大根
切り干し大根は、生の大根よりも食物繊維が凝縮された乾物です。特に不溶性食物繊維が豊富で、食後の血糖値の上昇を緩やかにする食事づくりに役立ちます。
また、よく噛んで食べる必要があるため、満腹感を得やすく、食べ過ぎの予防にもつながります。食物繊維は腸内環境を整える働きもあり、血糖値のコントロールだけでなく、健康維持にも役立ちます。
みそ汁にプラスする方法は、水で戻した切り干し大根を食べやすい長さに切り、みそ汁の具材として加えるだけ。やさしい甘みが加わり、いつものみそ汁がより食べ応えのある一杯になります。
わかめ
わかめには、水溶性食物繊維であるアルギン酸やフコイダンが含まれています。これらは糖質の吸収をゆるやかにするだけでなく、食後血糖値の上昇を抑える働きが期待されています。
乾燥わかめなら保存しやすく、忙しい朝でも手軽に使えるのも魅力です。
キノコ
しめじやえのきなど、キノコには食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は糖質の吸収をゆるやかにするだけでなく、満腹感を得やすくするため、朝食後の間食予防にも役立ちます。
また、キノコ類は低エネルギーで食物繊維が豊富なため、血糖値だけでなく体重管理にもおすすめです。キノコをみそ汁に入れる場合は、必ずキノコを加熱してからみそを溶き入れましょう。
豆腐
豆腐には良質なたんぱく質が含まれています。たんぱく質を一緒に摂ることで、炭水化物だけを食べる場合に比べて血糖値の急上昇を抑えやすくなると考えられています。
また、大豆由来のイソフラボンやマグネシウムなども含まれており、健康維持にも役立つ食材です。
オクラ
オクラには、水溶性食物繊維のペクチンが豊富に含まれています。ネバネバ成分が糖質の吸収をゆるやかにし、食後血糖値の上昇を穏やかにする働きが期待できます。
冷凍オクラをそのままみそ汁へ加えれば、忙しい朝でも包丁いらずで手軽に取り入れられます。
まとめ
朝のみそ汁は、具材を少し工夫するだけで血糖値対策の強い味方になります。
今回お勧めした食材は食物繊維やたんぱく質を手軽に補えるため、糖質の吸収をゆるやかにし、食後血糖値の急上昇を抑える効果が期待できます。
毎朝の習慣は、小さな工夫の積み重ねが大切です。まずは冷蔵庫や冷凍庫にある食材をひとつ加えることから始めてみてはいかがでしょうか。
【参考文献】
・文部科学省.日本食品標準成分表(八訂)増補2023年
・厚生労働省.健康日本21アクション支援システム.「血糖値」
・厚生労働省.健康日本21アクション支援システム.「食物繊維の必要性と健康」
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