「チョコレート」と「グミ」、太りやすさの違いを食の専門家が解説
小腹が空いたときや口がさみしいとき、「ちょっとだけ甘いものが食べたい」と思うことはありませんか。お菓子のなかでも手軽に一口で食べられるチョコレートやグミは、ちょっとした間食として好まれています。ただ、ダイエット中は「なるべく満足できて太りにくいもの」を選びたいですよね。「グミは噛むから太りにくい」「チョコレートのカカオは身体にいい」など聞いたことがあるかもしれません。では、実際はどうなのか、今回はチョコレートとグミの違いや食べ方のポイントについて解説します。
太りやすい理由は?
体重が増える主な理由は、日常生活で消費するエネルギー量よりも、食べ物から摂取するエネルギー量が上回る状態が続くためです。
基礎代謝や身体活動(生活活動・運動)などでの消費エネルギー量があまり変わらないまま、摂取するエネルギー量だけが増えると、体重は増えていきます。
健康な方の数日単位での体重変化は太ったわけでなく、むくみや水分量が関係する場合もあります。それ以外に、身体の筋肉量、睡眠不足による食欲の変化なども、太りやすさに関係します。
エネルギー比較では、チョコの方が太りやすい
市販のグミは1個あたり約10~15kcaL前後が多い一方、チョコレートは1個あたり約20~50kcaL前後のものが多く販売されています。そのため、どちらか「1個だけ食べる」のであれば、チョコレートの方がグミよりエネルギー量が高く、体重増加に影響しやすくなります。
もちろん、チョコレートだからエネルギーが高い、グミだからエネルギーが低いというわけではありません。商品によっては逆の場合もあります。
市販の食品には栄養成分表示で、「1個あたり」・「1袋あたり」・「100gあたり」のエネルギー量が表示されています。ぜひ購入時に確認してみてください。
選び方によって、どちらもダイエットの味方になる
エネルギーだけでなく、それぞれの特徴を生かすと、グミもチョコレートもダイエットの味方になります。そのときの状況に合わせて、上手に選びましょう。
小腹が空いたときは、次の食事までの時間の長さによっての選び分けもおすすめです。グミの主な栄養素は糖質、チョコレートの主な栄養素は糖質・脂質です。
グミは糖質が主体で脂質はほとんど含まれないため、比較的消化・吸収が速く、満足感は続きにくいです。そのため、食事までの時間が短いときは、グミ少量をよく噛んで食べることで、空腹感は落ち着きつつ、食事は空腹の状態でおいしく食べることができます。
逆に、食事までの時間が長いときは、チョコレート1個の方が、脂質の働きにより満足感が続きやすくなります。グミは1個では物足りず何個も食べてしまい、結果的に摂取エネルギー量が多くなるということもあります。
お腹は空いてないけど「何か食べたい」「口がさみしい」と感じるときは、まずは水かお茶をコップ1杯飲みましょう。意外にそれだけで満足できることもあります。解消されないときはエネルギーが低いグミを1個食べることで、摂取エネルギーは抑えつつ、口さみしさを軽減できます。
まとめ
間食は何を食べるかだけでなく、どのくらい食べるかも意識できるといいですね。量やタイミングを工夫しながら楽しむことが太りにくい身体づくりのコツです。そして何より食事の基本は大切に。
まずは1日3食、毎食主食(ごはん・パン・麺など)、主菜(肉・魚介・卵・大豆製品など)、副菜(野菜・きのこ・海藻など)をそろえましょう。食事を整えることで間食が自然と適量になり、より楽しい食生活へと繋がっていきます。
【参考】
・文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
・厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」
・厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」
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