朝のコーヒーに砂糖を入れてもOK。管理栄養士が教える「入れすぎない」目安

朝のコーヒーに砂糖を入れてもOK。管理栄養士が教える「入れすぎない」目安
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石川伊澄
石川伊澄
2026-07-28

「朝のコーヒーは健康に良い」と聞いて、毎朝飲んでいる人も少なくないのではないでしょうか。実際に、コーヒーを飲む習慣は健康維持との関連が報告されています。ただし、多くの研究で示されているのは「コーヒーそのもの」の効果であり、砂糖を加えた飲み方まで推奨しているわけではありません。この記事では、疾病や服薬のない健康な成人を対象に、朝のコーヒーへの砂糖を控えたほうがよいケースについて管理栄養士が解説します。

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そもそもコーヒーは健康維持にどう関係する?

コーヒーは単なる嗜好品の枠にとどまらず、健康との関係が注目されている飲み物の一つです。

実際に、コーヒーをほとんど飲まない人と比べて、『一日4杯までのコーヒー摂取は死亡リスク低下と有意な関連がある』(1)とも報告されています※。ただし、前述した研究で示されているのは砂糖入りコーヒーではなく、あくまでコーヒーに期待できる効果です。メリットを十分に活かすためにも、砂糖の摂り方には気を配る必要があります。

※健康への影響には個人差があります。研究結果は特定の効果を保証するものではなく、食事や生活習慣全体とのバランスが重要です。

コーヒーとコーヒー豆
Canva

砂糖を入れない方がいいのは「ダイエット中・体重管理している人」

コーヒー自体にエネルギーはほとんどありませんが、砂糖を加えると1日の摂取エネルギーが増える可能性が高まります。摂取エネルギーが消費エネルギーを上回る状態が続くと、体重増加につながる傾向があります。できるだけ余分な摂取エネルギーをカットするために、無糖、あるいは甘さ控えめのコーヒーにするのがおすすめです。

砂糖を入れるとカロリーはどれくらい増える?

スティックシュガーは1本(一般的な3gのコーヒーシュガー)あたり約12kcal含まれています(2)。
朝にコーヒーを2杯飲み、それぞれにスティックシュガー1本ずつ入れた場合は合計約24kcalであり、摂取エネルギーとしては比較的少ない量といえるでしょう。

一方、1杯につき3本入れると合計約72kcalになります。72kcalも一見すると大きな数値ではないように思えるかもしれませんが、体重50kgの人が72kcalを消費するにはウォーキング(1分あたり75~85m)を約25分行う必要があります(3)。そのため、砂糖を多く入れる習慣がある方は少しずつ量を減らすのがおすすめです。

スティックシュガー(コーヒーシュガー)
PhotoAC

砂糖を入れることが必ずしも「悪」ではない!

ダイエットや体重管理を目的としていない健康な成人であれば、朝のコーヒーに砂糖を入れて楽しむこと自体に大きな問題はありません。
砂糖に含まれるブドウ糖は脳の重要なエネルギー源であり、適量の摂取は心理的な満足感につながることも示唆されています。

大切なのは砂糖を入れるかどうかではなく、入れすぎないことです。

まとめ

健康づくりの基本は、コーヒーだけでなく、バランスのよい食事や適度な運動を含めた生活習慣全体を整えること。
朝のコーヒーを楽しむこと自体に大きな問題はありませんが、健康維持や体重管理を意識する場合はできるだけ無糖、または砂糖控えめを心がけるとよいでしょう。

※本記事は一般的な健康情報を提供するものであり、すべての方に当てはまるものではありません。持病のある方や治療中・服薬中の方、ご高齢の方、妊娠中・授乳中の方は、自己判断せず、必ず主治医の指導・判断を優先してください。

【出典】
(1)国立研究開発法人 国立がん研究センター がん対策研究所 予防関連プロジェクト 「コーヒー摂取と全死亡・主要死因死亡との関連について」
(2)文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに算出
(3)厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド 2023」をもとに算出

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