夜の「豆腐」に混ぜるだけ。睡眠の質が気になる人におすすめのたんぱく質レシピ3選|管理栄養士が解説
豆腐は、冷蔵庫に常備しやすく、火を使わずに食べられる便利な食材です。夜にもう一品ほしいときや、夕食のたんぱく質が少ないと感じるときにも取り入れやすいのではないでしょうか。睡眠の質を整えるためには、寝る前の過ごし方だけでなく、夕食の内容も大切です。なかでもたんぱく質の摂取は意識したいところです。今回は、豆腐に食材を混ぜるだけで作れる、夜におすすめの簡単レシピを紹介します。
睡眠の質を整えるには、夜の食事も大切
就寝時、なかなか寝つけなかったり、朝に不快感があったりする人は少なくありません。睡眠の質は、日中の活動量や生活リズム、ストレスなどさまざまな要素が関わっています。
食事も、睡眠の質をサポートする生活習慣のひとつです。夜遅くに脂っこい食事を摂ったり、夕食を抜いて空腹のまま眠ったりすると、眠りにくさや睡眠中の不快感につながる場合があります。
摂取する栄養素としても意識したいのが、たんぱく質。たんぱく質は筋肉や体をつくるイメージが強いですが、それだけではなく、体の調子を整えるうえでも欠かせない栄養素です。さらに、たんぱく質を構成するアミノ酸のひとつであるトリプトファンは、睡眠と関わりのあるメラトニンやセロトニンの材料になります。
もちろん、たんぱく質を摂ればすぐに眠れるというわけではありませんが、夕食でたんぱく質が不足すると満足感が得にくく、寝る前に甘いものや夜食を追加したくなることがあります。そのため、睡眠の質を整えたい人は、夜の食事でのたんぱく質量も意識してみましょう。
豆腐が夜のたんぱく質レシピに向いている理由
豆腐は、大豆を原料とした植物性のたんぱく質食品です。100gあたりに木綿豆腐は7.0g、絹ごし豆腐は5.3gのたんぱく質が含まれています。
豆腐は肉や揚げ物に比べて脂質が少なく、夜でも取り入れやすいのが魅力です。味が淡白なため、さまざまな食材と組み合わせやすいのも嬉しいポイント。冷奴のようにそのまま食べられるため、忙しい日や料理をする気力がない日でも、手軽にたんぱく質を補いやすい食材といえます。
豆腐に混ぜるだけ!夜のたんぱく質レシピ3選
次に、豆腐に混ぜるだけで作れるたんぱく質たっぷりの簡単レシピを3つ紹介します。どれも火を使わずに作れるため、毎日の食事の参考にしてみてください。
豆腐のツナ塩昆布あえ
【材料(1人分】
・豆腐 150g
・ツナ水煮缶 1/2缶
・きゅうり 1/4本
・塩昆布 お好みの量
・いりごま 少々
・ごま油 少々
【作り方】
①豆腐は軽く水切りする。ツナ水煮缶は軽く汁気を切る。
②きゅうりはスライスにする。
③ボウルに豆腐、ツナ、きゅうり、塩昆布を加え、豆腐を崩しながら軽く和える。
④器に盛り、ごま、ごま油をかけて完成。
豆腐のニラ納豆あえ
【材料(1人分)
・豆腐 150g
・納豆 1パック
・ニラ 1/4束
・かつおぶし 適量
・刻みのり 適量
【作り方】
①豆腐は軽く水切りする。
②ニラは食べやすい大きさに切り、耐熱皿に入れてふんわりラップをかけ、電子レンジ600Wで1分ほど加熱する。
③ボウルに豆腐、ニラ、納豆、添付のたれを加え、豆腐を崩しながら軽く和える。
④器に盛り、かつおぶしと刻みのりをのせて完成。
豆腐としらすの卵黄のせ
【材料(1人分)】
・豆腐 150g
・釜揚げしらす 大さじ1
・トマト 1/2個
・卵黄 1個分
・小ねぎ 適量
・めんつゆ 小さじ1
【作り方】
①豆腐は軽く水切りをする。トマトは角切りに。
②ボウルに豆腐、しらす、トマト、めんつゆを加え、豆腐を崩しながら軽く和える。
③器に盛り、卵黄をのせる。
④食べやすく切った小ねぎを散らして完成。
夜に豆腐を食べるときのポイント
夜に豆腐を食べるときのポイントを3つの項目に分けて解説します。
味付けを濃くしすぎない
豆腐は淡白な味わいのため、しょうゆやめんつゆ、キムチなどを使うと、塩分が増えやすくなります。夜に塩分の多い食事を摂ると、のどが渇いて水分を多く摂りたくなることもあり、睡眠中にトイレで目が覚める原因になる場合もあります。
味付けは最初から多く加えず、少量から調整しましょう。かつおぶし、海苔、ごま、小ねぎ、しょうがなどの薬味を活用すると、少ない調味料でも風味を出しやすくなります。
油を足しすぎない
豆腐自体は夜にも取り入れやすい食材ですが、ごま油やラー油、マヨネーズなどを多く加えると、脂質が増えて重くなりやすくなります。風味づけとして少量使う程度にするとよいでしょう。
特に、寝る前に近い時間に食べる場合は、脂っこい味付けよりも、しょうゆ、ポン酢、薬味などを使ったさっぱりした味付けがおすすめです。
寝る直前ではなく、夕食の一品として食べる
睡眠を意識する場合でも、寝る直前に食べるのは避けた方がよいでしょう。食べてすぐ横になると、胃腸に負担がかかりやすく、朝起きたときの不快感につながる場合があります。
そのため、夜食としてではなく夕食の一品として取り入れるのがおすすめ。夕食の主菜が少ないときや、炭水化物中心になりそうなときに加えると、栄養バランスを整えやすくなります。
まとめ
今回は、豆腐にたんぱく質食材を混ぜるだけで作れる、夜におすすめの簡単レシピを紹介しました。
夕食でたんぱく質を意識することは、空腹感や食べ過ぎを防ぎ、心地よい眠りをサポートする工夫のひとつといえます。豆腐は火を使わずに食べられ、夜の食事にたんぱく質を補いやすい食材です。
味付けや油の量、食べるタイミングに気をつけながら、豆腐を日々の食事に取り入れてみましょう。
【参考文献】
・健康日本21アクション支援システム「メラトニン」-厚生労働省
・健康日本21アクション支援システム「睡眠と生活習慣病との深い関係」-厚生労働省
・「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」-文部科学省
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