保冷剤を入れていても安心できない。お弁当のNGおかず3選|管理栄養士が解説
お弁当は作ってから食べるまでに時間がかかるため、とくに気温が高くなる時季は傷んでいないか不安になりますよね。そこで今回は、「保冷剤を入れていても危ないお弁当のおかず」をご紹介します。衛生面のコツを押さえて、おいしく食べられるお弁当を作りましょう。
保冷剤を入れても危ないお弁当のおかずとは?
「傷む」とは、おかずの中で細菌が増えて劣化してしまうことを指します。ここでは、お弁当によく入っているおかずの中でも、より傷みやすいものをご紹介します。
- 生野菜
お弁当の彩りや隙間埋めによく使うレタスやきゅうり、ミニトマト。生野菜は口の中をさっぱりさせてくれる役割もありますが、お弁当に入れるときは注意が必要な食材です。その原因は、「豊富に含まれる水分」。この水分が時間の経過とともに出てくるので、細菌が増えやすくなります。
- マヨネーズ系のサラダ
ポテトサラダやマカロニサラダなど、マヨネーズで和えたサラダもあまりおすすめできません。マヨネーズ自体にはお酢や塩が含まれているため殺菌作用がありますが、ほかの具材を混ぜることで食中毒の原因となる菌が繁殖しやすい状態につながります。
- 混ぜごはん、チャーハン
混ぜごはんやチャーハンには、肉や野菜、卵などの具材がたっぷり入っています。その具材から水分が出てきてしまうので、白米と比べると傷みやすい原因に…。おにぎりは素手で握ると細菌がつきやすくなるので、ラップやビニール手袋を使いましょう。
やってない?お弁当作りでやりがちな注意ポイント
①おかずの汁気を気にせず詰める
お弁当の中に水分が多いと、細菌は増えやすくなります。要注意なおかずは、「生野菜」、「フルーツ」、「煮物」など。生野菜や果物はよく洗って水分を切り、別の容器に入れると安心です。
さらに、煮物などを入れたい場合はカップの下にすりごまやかつお節など水分を吸ってくれるものを敷くとよいでしょう。
②おかずやごはんが熱いまま詰める
ごはんやおかずを冷まさずに入れると、お弁当箱の中に蒸気がこもって水分が増え、傷むリスクが上がってしまいます。完全に冷めたものを詰めるようにしてくださいね。
③作り置きのおかずをそのまま詰める
お弁当に使いがちな作り置きのおかず。前日に作ったものを詰める場合は、食べる前にとり置いて冷蔵庫で保管しておきます。詰める前には中心部まで再加熱してから詰めてください。
保冷剤を入れる以外にできることは?
お弁当の鮮度を保つものといえば保冷剤と保冷バッグですが、それ以外にも工夫できることがあります。
まず、お弁当箱やおかずを仕分けるシリコンカップはよく洗って乾かしてから使用すること。シリコンカップは洗っているつもりでも汚れが残っている可能性もあるので、気温が高くなる季節は使い捨てカップに切り替えるのもよいでしょう。また、加熱後のおかずを詰めるお箸は新しいものを用意しましょう。お弁当箱や盛りつけに使うお箸には食品用のアルコールをふりかけ、自然乾燥させたものを使うとさらに安心ですよ。
まとめ
今回は、保冷剤を入れていても危ないお弁当の中身や、作り方の注意点をご紹介しました。
お弁当を傷ませないようにするには、「お弁当箱やおかずに菌をつけない」、「お弁当箱のなかで菌が増えない環境を作る」ことが大切です。気温が高い時季は今回ご紹介したおかずを避け、少しでもお弁当が傷むリスクをさげましょう。
【参考サイト】
お弁当づくりによる食中毒を予防するために-農林水産省
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