悩みが男女で違う理由。女性は質、男性は時間を重視?【女医・富永喜代が教える!大人の性とからだ相談室】

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竹田歩未
竹田歩未
2026-05-29
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理想の挿入時間は男女でこんなに差が

挿入〜射精までの時間をストップウォッチで客観的に計測した世界的な研究*1によると、挿入時間の中央値の平均は5~6分でした。しかし、理想の挿入時間に関しては男女で大きく差が見られます。

日本人を対象にしたセックスに関する調査*2によると、2017年の時点で、日本人女性は長時間志向ではないという傾向がわかっていました。これが2024年の調査でこれがより明確になり、理想の挿入時間のランキングは1位が10分、2位が5分、3位が1分未満という結果に表れています。特に10分以下を望む女性は全体の74.6%にも上ります。

女性が極端に短い挿入時間を望む理由として、性交痛があるために長時間の挿入を避けたいことが考えられます。また、女性のセックスの悩み1位は気持ち良いオルガズムを得られないこと。つまり、ここ数年で「女性はセックスの時間ではなく質を重視する」というリアルな声が表面化してきたということです。

一方で、男性はどうでしょうか。同調査の2017〜2024年のデータを参照すると、一貫して挿入時間が長い方が良いという認識が見られます。2024年では「正常な挿入時間は何分だと思いますか?」という質問に対し、中央値は14.2分。そして、悩みの1位は挿入時間が短いこと、つまり早漏でした。男性は依然として挿入時間の長さ=セックスの価値と考えているというわけです。ここから、男女間で理想の挿入時間におけるギャップが拡大していることが見受けられます。

*1 Waldinger他(2005)『A Multinational Population Survey of Intravaginal Ejaculation Latency Time』5カ国491人を対象に実施。挿入時間の中央値は5.4分。追試では6.0分だった。

*2 『JEX JAPAN SEX SURVEY 2024』一般社団法人日本家族計画協会家族計画研究センターがジェクス株式会社からの依頼を受けて実施。オンラインで実施された調査で、母数が大きく信頼性が高い。

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イラスト/mio.matsumoto

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