なぜ、女性にとって「腸」が重要なのか?腸を重視するメリットと美腸をつくる腸エクササイズ
毎年3月は、国際的に制定された「大腸がん」の啓発月間です。実は女性の死亡原因の第1位は大腸がん(男性は2位)。この機会にあらためて腸から整える健康について、知ってみませんか?
腸の健康と大腸がん
生涯のうち、約半数の人が死ぬまでに1度はかかるといわれている「がん」という病気。その中でも大腸がんは、女性の死因の第1位(男性は第2位)。罹患数は30代から徐々に増え始め、50歳頃から急激に増加すると言われています。実は女性にとって腸の健康というのは、切っても切り離せないものなのです。
大腸がんの主な原因は、食生活の欧米化(肉や加工肉の過剰摂取等)、肥満、ストレス、飲酒、喫煙、運動不足などがあげられます。このような生活習慣だけをみると、女性も男性もリスクが同じなのでは?と考えられますが、ここに女性特有の要因もあります。
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・検診を受けない
乳がんや子宮がん検診は、女性の間でも話題に上りやすく、日ごろから意識しているという方も多いでしょう。しかし大腸がんについては、女性の死因の第1位であると知られていることも少なく、意識して受けなければ!と考えている女性は多くはないのではないでしょうか。
一般企業に所属している方であれば、男性・女性に関わらず企業が行う健康診断で、検査の機会を得ることができますが、パートやアルバイト、フリーランスなどで働いていると健康診断の受診は必須ではありません。そのため、健康診断の受診機会が少なくなってしまっているという方も多いと考えられています。
・便秘になりやすい
便秘の症状を訴えている人の男女の比率は、2022年の厚生労働省による国民生活基礎調査によると、男性は2.8%、女性は4.4%と、女性の方が倍近く便秘に悩んでいることがわかります。女性は便を排出する筋力が弱いため、便秘になりやすいという身体的な特徴もあります。
腸を健康に保つには?
腸を健康に保つためには、「食事・生活習慣・腸内環境」を整えることが大切です。実践しやすいおすすめの行動を4つ紹介します。
① 食物繊維をしっかりとる
食物繊維は腸内細菌のエサになり、便通を整える働きがあります。特に、野菜・海藻・きのこ・豆類・玄米などを意識して取り入れると、腸内環境が整いやすくなります。
② 発酵食品を取り入れる
発酵食品には善玉菌が含まれ、腸内環境をサポートします。納豆、ヨーグルト、味噌、キムチ、ぬか漬けなどを毎日の食事に少しずつ取り入れるのがおすすめです。しかし、発酵食品を取った際に、ガス(おなら)が気になるようであれば、その発酵食品は一度控えた方が良いかもしれません。一般的な「良い物」の情報に惑わされず、自分の体を観察しながら食品を選ぶことが第一です。
③ 体を動かす(特にお腹まわりを動かす)
運動は腸の動きを活発にする効果が期待できます。ウォーキングや軽いストレッチ、ヨガなどで体を動かすと、腸のぜん動運動が促され、便通改善につながります。
④ 自律神経を整える
腸は自律神経の影響を強く受けます。睡眠をしっかりとる、深呼吸をする、リラックスする時間を作るなど、ストレスをためない生活も腸の健康には大切です。
ヨガでできる腸活
お腹周りを動かす運動は、腸の働きを活発にする効果が期待できます。今回は、仰向けで寝たままできる腸をねじる運動をご紹介します。
1)仰向けに寝て両膝90度を曲げ、脛と床が平行になる位置まで持ち上げる
2)両腕を天井方向に持ち上げ、手の平同士を合わせる
3)息を吐きながら、両膝は90度の角度を保ったまま右側へ倒し、両腕は左側へ倒す
4)吸いながら、膝と腕を2)の形に戻し、次の吐く呼吸で逆側に倒す
呼吸に合わせて5~10往復行いましょう。股関節も90度を保ちながらねじると、腸への刺激が強くなります。逆にこの動きがつらい場合は、膝と股関節の角度を緩めて行いましょう。
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