仕事は6〜8割の力加減のほうがいい?!【疲労回復の専門医が教える】疲れない仕事術
「寝ても疲れが取れない」「最近疲れやすくなった」――全然取れないその疲労、「脳の疲れ」が原因かもしれません。疲労回復の専門医である梶本 修身(かじもと おさみ)先生が疲労回復の新常識を図解でわかりやすく解説! 著書『眠れなくなるほど面白い 図解 疲労回復の話』(日本文芸社)より内容を一部抜粋して紹介します。
仕事は6〜8割の力加減のほうがいい
人間の脳の情報処理能力には、「トップダウン方式」と「ボトムアップ方式」の2つがあります。トップダウン方式とは、まず全体を俯瞰したうえで必要な情報を選び出し処理を行う方法で、ボトムアップ方式は1つ1つの情報を検証し積み上げる方法です。例えば、仕事に必要な資料を前に重要と思われる箇所にあたりをつけて読んでいくのがトップダウン方式で、そこに書かれたすべての情報を読み込んだうえで、統合していくのがボトムアップ方式です。時間をかけずに作業を遂行するためにはトップダウン方式が有効というわけです。
そもそも、人間の集中力には限界があります。例えば、仕事の緊張感であれば、大人が1つのことに集中できるのはせいぜい1時間半程度です。限られた時間で「要領よく仕事をこなす」ためには「重要なところにタグを付ける」ことが必要です。職場の上司から次々と指示された仕事を順番通りにこなすのではなく、重要度を判断したうえで優先順位を決めて処理していくのです。重要なタグが付いているところは全力で取り組み、そうでないところは上手に手を抜く。100%の力で100%の成果を出すには時間もかかります。それより、60%の力で80%こなせればそれでよし、と思えば気も楽になり、脳も疲れません。
この本の著者…梶本 修身(かじもと おさみ)
医学博士。東京疲労・睡眠クリニック院長。大阪大学大学院医学系研究科修了。元大阪市立大学大学院医学研究科疲労医学教室特任教授。2003 年より産官学連携「疲労定量化及び抗疲労食薬開発プロジェクト」統括責任者。ニンテンドーDS『アタマスキャン』をプログラムして「脳年齢」ブームを起こす。「ホンマでっか!?TV」「サイエンスZERO」「林修の今知りたいでしょ!」など、メディア出演多数。著書に『すべての疲労は脳が原因』(集英社新書)、『疲労回復の専門医が選ぶ健康本ベストセラー100冊「すごい回復」を1冊にまとめた本』(ワニブックス)などがある。
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