親が心筋梗塞を起こした年齢が目安。心臓を守るために、いまからできること|医師が解説

親が心筋梗塞を起こした年齢が目安。心臓を守るために、いまからできること|医師が解説
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甲斐沼 孟
甲斐沼 孟
2026-02-04

「父は52歳で心筋梗塞だったんだよね」――こう聞くと、どこか他人事のように思いつつも、心の奥でチクッと不安になる人は多いはずです。実はこれ、かなり大事なヒント。親が心筋梗塞を起こした年齢は、自分の“要注意ライン”になりやすいからです。言い換えるなら、それはあなたの「心臓の限界」を考える目安でもあります。怖がらせたいわけではありません。ただ、知っているかどうかで、10年後・20年後が大きく変わります。医師が解説します。

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心筋梗塞は「突然起きる」けど、突然できるわけじゃない

心筋梗塞というと、「ある日いきなり倒れる病気」というイメージが強いですよね。でも実際は違います。血管の中では、何十年も前から少しずつ変化が進んでいます。

脂質がたまり、炎症が起き、血管が硬くなり、ある日ついに詰まる・・・。
結果は突然、原因は長年の積み重ねです。

ここで重要なのが家族歴。

親が50代前半で心筋梗塞を起こしている場合、遺伝的に「血管が傷みやすい体質」を持っている可能性があります。

ある40代男性は、「自分はまだ大丈夫」と思っていました。でも父親が54歳で心筋梗塞。
本人が同じ年齢に近づいた頃、検査すると動脈硬化がかなり進行していた、というケースもあります。

親の発症年齢=自分の安全圏ではない。むしろ、そこが最初の警戒ラインです。

「心臓を消耗」している人に共通する生活パターン

心臓にも“消耗”があります。

次のような生活、思い当たりませんか?

☑︎ 忙しくて朝食を抜く
☑︎ 昼は早食い、夜は遅くて重め
☑︎ 運動は週0
☑︎ ストレスは我慢が基本
☑︎ 健診は「異常なし」だけ確認して終了

これ、40代以降の心臓にはかなり酷です。特に怖いのが、「症状がないから大丈夫」という思い込み。心臓や血管は、かなり悪くなるまで静かです。

実際、心筋梗塞で倒れた人の多くが、「前日まで普通に仕事していた」と言います。だからこそ、症状が出る前にどう扱うかがすべてなんです。

今日からできる「心臓の守り方」現実的な習慣

心臓を守るために、極端なことをする必要はありません。大切なのは、続くこと。

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まず一つ目は、血圧・血糖・脂質を“数字で把握する”こと

「正常範囲」でも、上限ギリギリが続いていないかを見るのがポイントです。

二つ目は、動かない時間を減らすこと

激しい運動より、「座りっぱなしをやめる」。1時間に一度立つだけでも違います。

三つ目は、睡眠とストレス

寝不足と慢性ストレスは、血管を確実に傷めます。「気合い」ではカバーできません。

何より大事なのは、「親と同じ年齢を無意識に超えていく」のをやめること

「父は52歳だったから、自分は45歳から気をつけよう」。この意識を持てるかどうかが、心臓の未来を分けます。

まとめ:心臓に“使用期限切れ”を起こさせないために

親が心筋梗塞を起こした年齢は、単なる過去の話ではありません。それは、自分への警告であり、準備期間のスタートラインです。

心臓の賞味期限は、
・生活習慣
・数字への向き合い方
・無理の仕方
で、いくらでも延ばせます。

「まだ若いから」ではなく、「今なら間に合うから」動く。それが、自分と家族を守る一番現実的な選択です。

今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。

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