腰痛がなかなか良くならない人は股関節が硬い?寝ながらラクにゆるめる股関節ストレッチ
腰痛を緩和しようと無理に腰をひねったり、伸ばしたりして対策をとっていませんか? 年齢を重ねると、筋肉の柔軟性が少しずつ低下し、関節の可動域が狭くなってしまいます。そんな関節の一つである股関節の動きにくさが、腰痛の原因になっている場合があります。特に寒い季節は、体が冷えて股関節まわりが硬くなり、腰に負担がかかりやすくなります。こちらの記事では、股関節まわりの筋肉のガチガチをほぐす、寝ながらできるストレッチをご紹介します。
腰痛の原因は「股関節の動きの悪さ」にあり!?
腰痛の原因の一つに、股関節の動きの悪さがあります。股関節は、上半身と下半身をつなぐ大きな関節で、歩く・立つ・座るといった日常動作を行う際に欠かせない働きをしています。
また、脊柱の一部で、骨盤の上部に「腰椎(ようつい)」があります。この腰椎は股関節の動きと大きく関係しています。
気温が低いと股関節の動きが悪くなる
股関節は、歩行や走行中の衝撃を吸収する役割を担っています。寒さや運動不足で股関節が硬くなると、連動して腰にも負担がかかっている状態に。その結果、腰まわりの筋肉が常に緊張し、重だるさや痛みを感じやすくなってしまうのです。腰の負担を減らすためにも、股関節の可動域を広げることが必要になってきます。
ひねっても伸ばしても腰痛がよくならない理由
腰に違和感を感じたとき、伸ばしたりひねったりして、解消しようとする人が多くいます。しかし、股関節が硬いままの状態で腰を動かすと、かえって腰への負担を増やしてしまうことがあります。
特に気をつけたいのは、
・腰から背中を丸くしての前屈
・腰のみを反らしてしまう後屈
・脚の付け根が固まったままの腰からのねじり
といった動き。
股関節は、屈曲・伸展、外転・内転・外旋・内旋という6つの動きを組み合わせて、日常動作を行っています。腰痛を悪化させないためには、まず股関節まわりをやさしくゆるめて、動きを取り戻すことから始めましょう。
【腰痛ケアに】寝ながらできる「股関節」ほぐし
寝ながら行える股関節ほぐしは、運動不足の人やストレッチに不慣れな人でも安心して取り組むことができます。腰痛予防にぜひ続けてみてください。
①両脚を伸ばした状態で、仰向けに寝ます。
②右足の裏にヨガベルトを引っかけます。ヨガベルトがない場合は、長めのタオルを使用してください。
③右ひざを伸ばしたまま、脚を高く上げ自分の方に引き寄せます。右の股関節から折り曲げるイメージで引き寄せ、右のお尻から太ももの裏の筋肉が伸びているのを感じましょう。
④右脚を外側に開きます。左のお尻が床から浮かないようにして、右の内ももの筋肉が伸びているのを感じましょう。
⑤右脚を伸ばしたまま内側に傾けます。骨盤の右側を床から浮かせ、お腹からねじりましょう。右のお尻の筋肉が伸びているのを感じてください。
⑥反対側も同じように行います。
動画で動きを確認したい方はこちら
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