放置厳禁!ゆがんだ骨盤が“ぽっこりお腹”を育てる根本的原因と、自然な位置に取り戻す「1分エクサ」
「食べてないのにお腹だけぽっこり…」「運動しても下腹だけが残る…」そんな悩みの裏には、実は“骨盤のゆがみ”が大きく関係しています。ぽっこりお腹=脂肪のせい、と考えがちですが、実際には 骨盤の位置がズレることで、お腹が前に押し出されてしまう構造的な問題が起きているんです!
なぜ骨盤のゆがみがぽっこりお腹を招くのか?
骨盤前傾タイプは「内臓落ち込み」でぽっこり固定
骨盤が前に傾くと、一般的に「反り腰」とも呼ばれる姿勢になります。この姿勢は、腰が反ることで腹横筋(インナーマッスルの一つ)が働きづらくなり、お腹を内側から支えたり、締めたりする力が抜けてしまうため。結果として、お腹の土台となる力が弱まり、下腹部が常に前に突き出された姿勢が癖になって、重力で内臓が本来の位置よりも下に落ち込みやすくなります。
これが、見た目にお腹がぽっこり前に出てしまう現象、「内臓下垂型ぽっこり」です。
見た目の傾向としては、
・下腹部が前に突き出しやすい
・お尻が後ろに突き出て見える
・腰が常に緊張している といった特徴が見られます。
骨盤後傾タイプは「肋骨と骨盤のつぶれ」で三段腹になりやすい
骨盤が後ろに倒れると、背中が丸まり、肋骨と骨盤の“間のスペース”がギュッと縮まりやすくなります。この姿勢になると、お腹まわりが常に圧縮されたような状態になり、本来のふくらみ・しなやかさを失って前側がポコッと段になる“つぶれたお腹”ができやすくなります。
前傾タイプが「締める力が抜けて前に出る」のに対し、後傾タイプは “つぶれによってお腹が硬くなり、段ができる” というまったく別のメカニズム。
その結果、
・三段腹になりやすい
・お腹の奥(インナー)が使いにくい
・呼吸も浅くなる という「つぶれ型ぽっこり」へとつながります。
インナーが働かないと“内臓を支える力”が落ちる
骨盤の傾きが崩れると、横隔膜・骨盤底筋・腹横筋など“体を内側から支えるインナー”が連動しづらくなります。インナーが働くための土台は、骨盤(下の器)と肋骨(上の器)が上下にまっすぐ積み重なっていることが超重要! 骨盤が傾き、肋骨が前に倒れたり後ろに逃げたりすると、横隔膜と骨盤底筋が縦に連動できず、インナーのスイッチが入りません。
その結果、
・内臓を引き上げる力が弱くなる
・お腹が前へ押し出されやすくなる
・呼吸が浅くなりお腹がさらにゆるむ という“ぽっこりお腹を育てるループ”が起きてしまうのです。
放置するとどうなる?
骨盤ゆがみを放置すると…
痩せても下腹だけ残る
姿勢のクセが進行する
腰痛・股関節痛のリスクUP
骨盤底筋の弱まりにつながる
呼吸の浅さから疲れやすくなる
など、見た目の問題だけでなく不調まで積み重なっていきます。
今日からできる!“骨盤ニュートラル”(骨盤の理想的位置)を取り戻す簡単エクササイズ
ぽっこりお腹を根本から改善したい人におすすめの「骨盤前後体操」 を紹介します!
1分 でOK 骨盤前後体操
準備) 椅子に座り,脚を肩幅に開いて背筋を伸ばす
1)前傾:息を吸いながら尾てい骨がわずかに浮く程度に、骨盤をゆっくり前に傾ける(腰が反りすぎない範囲)
2)後傾:息を吐きながら骨盤を後ろへ倒して腰を丸める(猫背にしすぎない)
3)前傾→後傾を呼吸と合わせて1分間繰り返す
ポイントは、骨盤の“動く感覚”を取り戻すこと。もしかしたら、やりやすいのは、骨盤がすでに固まっている「得意な方向」かもしれません。けれども、やりにくい動きこそ、骨盤のニュートラルを取り戻すために今のあなたに必要な動きです!
無理せず、呼吸に合わせてゆっくり動かし続けることで、あなたのお腹を自然と締める「インナーのスイッチ」が入り始めますよ。
▼動画で一緒に動いてみる▼
“ぽっこりお腹”は、脂肪よりもまず骨盤。骨盤が整えば、肋骨との位置関係がそろい、インナーが働き、お腹は自然と引き締まっていきます。隙間時間にぜひ取り入れてみてくださいね。
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