猫背で背中が丸くなると"お腹が前に出る"。40代のスタイルが若返る背骨リフトエクサ

背中が丸くなるとお腹が前に出る理由

背中が丸くなるとお腹が前に出る主な理由は、内臓の圧迫と腹筋の弱化にあります。猫背で背中が丸まると、胸郭が圧迫されて内臓が前方に押し出されます。さらに、前かがみの姿勢では骨盤が前に出て猫背になり、腹筋が緩んだ状態になります。本来、腹筋は腹巻きのようにお腹を覆い、内臓を正しい位置に保つ働きをしていますが、猫背姿勢が続くと腹筋がサボってしまい、内臓を支える力が弱まります。その結果、重力によって内臓が下がり、お腹がぽっこりと前に出て見えてしまうのです。また、背骨を支える脊柱起立筋が弱いと姿勢を保てず、猫背が悪化します。

背骨を支える筋肉を鍛えて姿勢を改善することで期待できる効果

背骨を支える筋肉を鍛えて姿勢を改善すると、お腹が引き締まりスタイルが若返ります。脊柱起立筋を鍛えることで、背筋がすっと伸び、骨盤が正しい位置に戻ります。その結果、内臓の位置が整い、お腹の前への突出が解消されます。また、腹筋が正常に働くようになることで、内臓をしっかり支えられるようになり、ぽっこりお腹が改善されます。さらに、姿勢が良くなることで、肩こりや腰痛も軽減され、若々しい印象になります。背中に縦のラインが浮かび上がり、後ろ姿も美しく変化します。

スタイルが若返る背骨リフトエクササイズのやり方

1. うつ伏せに寝て、両手を胸の横に置きます。肘を曲げて、手のひらを床につけます。脚はまっすぐ伸ばし、足の甲を寝かせます。お尻に軽く力を入れて、骨盤を安定させます。

2. 息を吸いながら、両手で床を軽く押し、上体をゆっくり持ち上げます。このとき、背骨を一つ一つ積み上げるイメージで、背中の筋肉（脊柱起立筋）を意識してください。無理に高く上げず、お腹が気持ちよく伸びるところで止めます。

3. その姿勢で5秒キープします。目線は正面に向け、肩が上がらないよう注意します。息を吐きながらゆっくり元の位置に戻ります。これを10回繰り返します。1日2セット行うことで、背骨を支える筋肉が強化され、姿勢が改善されていきます。

効果を出すポイント

腰を過度に反らせず、お尻に軽く力を入れてお尻の向きを斜め下方向にして、骨盤を安定させることが大切です。背中の筋肉が働いている感覚を意識しながら、ゆっくり丁寧に行いましょう。肩が耳に近づかないよう、肩を下げたまま行うことがポイントです。毎日続けることで、背骨を支える筋肉が強化され、姿勢が改善し、お腹が引き締まって若々しいスタイルが手に入ります。

ぽっこりお腹は、背中の丸まりが原因かもしれません。この背骨リフトエクササイズで姿勢を改善し、若々しいスタイルを取り戻しましょう。ぜひ今日から始めてみてください。

記事監修／本田雄介
体ガチガチのアラフォーヨガ初心者から、ヨガインストラクターを目指してインドでRYT200〜500修了。早稲田大学人間科学部スポーツ科学科卒業後、アパレル業界で就職するも、40歳を前に「自分らしさとは？」「人生の意義とは？」と考え始める。ヨガのもつ効果や精神性にも惹かれて転身を決意。インドで資格取得後、大手ヨガスクールでインストラクター養成講師を務め、2025年からフリーランスに。Instagram：＠honhon180