40代は背骨がしならず疲れやすい?背中が軽くなって呼吸も深まる背骨まわりストレッチ
最近、体が硬くなった気がする、すぐに疲れてしまう、深呼吸がしづらい…そんな悩みを抱えていませんか?40代になると、筋肉の柔軟性が低下し、背骨の動きが硬くなりやすくなります。背骨がしなやかに動かないと、体全体に負担がかかり、疲れやすくなります。今回は、背骨周りをほぐして、背中を軽くし、呼吸も深まるストレッチをご紹介します。
40代で背骨がしならなくなると疲れやすい理由
背骨は24個の椎骨が連なってできており、その間には椎間板というクッションがあります。この構造により、背骨は前後左右に曲げたり、ひねったりする動きができます。40代になると、長年の姿勢の癖や運動不足により、背骨周辺の筋肉が硬くなります。特に脊柱起立筋という背骨を支える筋肉群が硬くなると、背骨の動きが制限されます。
背骨がしなやかに動かないと、日常動作で体全体を使って動く必要が出てきます。その結果、余計な筋肉に負担がかかり、疲労が蓄積しやすくなります。また、背骨の動きが悪いと胸郭の動きも制限され、呼吸が浅くなります。
背骨周りをほぐすことで得られる効果
背骨周辺の筋肉をほぐすと、背骨本来の柔軟性が取り戻せます。背骨がしなやかに動くようになると、日常動作が楽になり、疲れにくい体になります。また、胸郭の動きも改善されるため、肺が広がりやすくなり、呼吸が深くなります。深い呼吸ができると、体に十分な酸素が行き渡り、疲労回復が早まります。
さらに、背骨周辺の血流が改善されることで、背中のこりや重さが軽減されます。姿勢も整い、若々しい印象を与えることができます。自律神経のバランスも整いやすくなるため、リラックス効果も期待できます。
背中が軽くなる背骨まわりストレッチ「キャット&カウ」のやり方
1. 四つん這いになります。手は肩の真下、膝は腰の真下に置きます。手のひらは肩幅に開き、膝も腰幅に開きます。背中はまっすぐ平らな状態から始めます。

2. 息を吐きながら、背中を丸めていきます。おへそを覗き込むように頭を下げ、背中を天井に向かって高く持ち上げます。猫が背伸びをするようなイメージです。背骨一つ一つを丸めるように意識しましょう。この姿勢で5秒キープします。

3. 次に、息を吸いながら、背中を反らせていきます。お尻を天井に向けて突き出し、胸を前に張ります。顔は斜め前方を見上げるようにします。背骨を反らせて、胸が開いているのを感じましょう。この姿勢で5秒キープします。この丸める動きと反らす動きを、ゆっくりと5回繰り返します。

効果を出すポイント
動きはゆっくりと丁寧に行いましょう。勢いをつけて動くと、背骨を痛める可能性があります。呼吸と動きを連動させることも大切です。吐く息で丸め、吸う息で反らすリズムを守りましょう。
また、腰だけを動かすのではなく、首から腰まで背骨全体を波のように動かすイメージを持つと効果的です。毎日続けることで、背骨の柔軟性が向上し、疲れにくい体になっていきます。
40代の疲れやすさは、背骨の柔軟性の低下が一因です。このストレッチを習慣化して、しなやかに動く背骨を取り戻しましょう。ぜひ今日から始めてみてください。
記事監修/本田雄介
体ガチガチのアラフォーヨガ初心者から、ヨガインストラクターを目指してインドでRYT200〜500修了。早稲田大学人間科学部スポーツ科学科卒業後、アパレル業界で就職するも、40歳を前に「自分らしさとは?」「人生の意義とは?」と考え始める。ヨガのもつ効果や精神性にも惹かれて転身を決意。インドで資格取得後、大手ヨガスクールでインストラクター養成講師を務め、2025年からフリーランスに。Instagram:@honhon180
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