反り腰、猫背…姿勢の崩れが老け見えの原因!体の前後バランスを整える「エレファントポーズ」

反り腰、猫背…姿勢の崩れが老け見えの原因!体の前後バランスを整える「エレファントポーズ」
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吉田巴瑛
吉田巴瑛
2025-12-14

40代、50代になってくると「反り腰で腰がつらい」「背中が丸くなってきた」といった、姿勢の悩みが増えてきます。こうした人の多くに共通するのが、「太ももの外側が張っている」ということ。大腿筋膜張筋が働きすぎて太ももの外側が張ることが原因で、股関節が動きにくくなり、反り腰や猫背につながっているのです。また、体の前側と後ろ側のバランスが崩れていることも姿勢崩れの原因。太ももの張りや姿勢の悪さを、ピラティスの「エレファント」ポーズで整えていきましょう。

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反り腰や猫背の原因は「体の前後バランスの崩れ」

姿勢が崩れる理由はとてもシンプルです。それは、体の前側(お腹・胸)が弱くなり、後ろ側(腰・背中・太もも裏)ががんばりすぎているから。そこに、太ももの外側(大腿筋膜張筋)の張りも重なっている人は、腰が反りやすく呼吸も浅くなってしまいます。

体の前後バランスの崩れや、太もも外側の張りを放置しておくと、以下のようなトラブルが起こりやすくなります。

・反り腰
・猫背
・お腹ぽっこり
・呼吸の浅さ
・下半身の重だるさ

姿勢を整えるには呼吸も大事

姿勢が崩れるとお腹の前側が伸びきり、呼吸に関わる筋肉である横隔膜がうまく働かなくなります。逆に、背骨が伸びて体幹がスッと整っていると、呼吸が深くなり自然にお腹が姿勢のサポートをしてくれます。

つまり、姿勢が整うことで呼吸が深くなり、結果としてお腹が使える体へと変わる。このいい循環を作るのが大切というわけです。

ピラティスの「エレファント」が姿勢矯正に効果あり

ヨガのダウンドッグに似たピラティスの「エレファント」というポーズは、体の前と後ろのバランスが一度に整えられる万能ポーズです。これをマスターするだけで、さまざまなうれしい効果を体にもたらします。

・太ももの外側の張り(大腿筋膜張筋)がゆるむ
・背中や腰の張り感が抜ける
・お腹と前鋸筋が働きやすくなる
・背骨が伸びて胸が開く
・呼吸が深まり、お腹が薄くなる感覚が出てくる

簡単! 姿勢が良くなる「エレファント」ポーズ

①四つ這いになる。

四つん這い
photo by Tomoe Yoshida

②息を吐きながら両腕と両脚を伸ばす。その時背中と腰を丸め、骨盤を後傾させる。

エレファントポーズ
photo by Tomoe Yoshida

③息を吐きながら、お尻を高く持ち上げる。

④かかとを床に近づける。足裏が床にべったりつかなくても大丈夫です。

⑤息を吸って、しっかり吐き切る呼吸を5回繰り返す。

動画でさらに深めたい方はこちら

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