脚痩せしたい人は太ももの前側をほぐして!解剖学的理由と簡単エクササイズ
太ももがなかなか痩せない!脚やせしたいという方、必読!今回は脚がなかなか痩せない原因を解剖学的視点からしっかり解説。さらに簡単なエクササイズもご紹介します。
太ももがなかなか痩せない理由
シーンズ等のズボンを選ぶ時、ウエストはゆるゆるなのに太ももはパンパンで、いつも「サイズが合わない」と悩んではいませんか?太ももばかりがガッチリしてしまい、なかなか瘦せない理由は、骨の位置と骨がずれていることによる重心のかかり方にあります。
まず、股関節の在り方について解説します。
体を横から見た時に、太ももの骨は骨盤対し、少し後ろから斜め前に向かってハマっています。しかし、太ももの骨の位置が真横や前から股関節に向かてハマる位置にずれてしまうことで、重心がかかる場所が中心から太ももの前側に変わります。
本来であれば体の前と後ろ=お尻と太ももでバランスよく重心を支えているのですが、太ももの前側に重心がメインでかかりやすくなることで、太ももの前側の筋肉が発達してしまい脚がパンパンに太くなってしまうというわけです。
さらに太ももの前側に重心がかかると、下半身はの骨は前後のバランスをとるため膝の骨を後ろに下げる方向に歪みます。これにより膝の過伸展と呼ばれる状態になり、膝の関節が伸びきって本来の位置より後ろに関節が入ってしまう状態に。膝に負担がかかる重心が癖になってしまいます。この重心のバランスの崩れが太ももを痩せづらくしているのです。
脚やせしたければ太ももの前側をほぐす!
上記の理由から、下半身痩せを叶えるためには、まず重心を後ろに戻しやすくするために太ももの前側をほぐし、体の使い方の癖を解消します。太ももの前側の中でも、特に重心が乗りやすい脚の付け根に近く外側付近をほぐすことで、股関節の位置が整いやすくなります。
なぜこのエリアかというと、太ももの前側・少し外の位置には太ももの前の筋肉の起始部=筋肉の始まりが集まっているからです。太ももの前側の筋肉=大腿四頭筋は体の中で一番大きな筋肉。四頭筋という名前の通り、4つに筋肉が分かれていますが、4つのうち3つが、この太もも前側・少し外側に起始部があります。
また、起始部が3つとは違う大腿直筋という太ももの真ん中を通っている筋肉は、この起始部を覆うようについているため、太ももの真ん中・少し外をほぐすことで大腿直筋全部にアプローチすることができるのです。
簡単!ローラーを使った前ももほぐしエクササイズ
今回は、フォームローラーや筋膜リリースローラーを使ってほぐしていきます。
<やり方>
1)正座の姿勢から、左脚を後ろに伸ばす。左つま先は床にひっかけておくと安定します
2)伸ばした左脚の太ももの前側にローラーが当たるように置く
3)腕と足を使って体を前後に動かし、太ももの前側をほぐす
4)さらに体重を左脚側にかけて太ももの外側も当たるように動かす
1回あたり30秒~60秒を目安に行いましょう。2週間程度、毎日続けることを目標に。
さ骨のポジションを整えるエクササイズ
太ももと骨盤の位置を正しく整えるには、お尻を使いながら骨を正しい位置に引き込む(はめこむ)エクササイズが有効です。早速試してみましょう。
<やり方>
1)四つん這いから右脚を右手の外側に一歩出す
2)息を吸いながら骨盤から反らすイメージで背中を反らし、息を吐きながらお尻から丸めるイメージで背中全体を丸める
3)反らす動きと丸める動きを繰り返す。この動きの際、右脚の膝を外側に向け、骨盤から動かしていきましょう
▼ 動画でインストラクターの動きをチェック! ▼
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