朝の味噌汁+すりおろししょうがで“体を動かすスイッチ”に。冷えと腸の両方を整える「朝しょうが味噌汁」のすすめ
寒暖差が大きい季節や冷えが気になる朝におすすめなのが、「味噌汁+すりおろししょうが」。いつもの味噌汁に少し加えるだけで、体を内側から温め、腸の動きをサポートしてくれます。忙しい朝でもすぐできる、温活×腸活の簡単習慣です。
味噌汁×しょうがの嬉しい働き
しょうがのジンゲロールとショウガオールが血行を促して温感をサポート。
ショウガオールは加熱によって増加し、冷えによる不調を感じにくくするとされています。
味噌は発酵食品として腸内環境を整える働きがある。
発酵過程で生まれる成分が腸の調子をサポートし、体の巡りを高める一杯になります。
しょうがのさわやかな香りと味噌の旨味は相性がよく、朝の目覚めをすっきりとサポートしてくれます。
朝に実践するポイント
① 味噌汁が完成したら、火を止めてからしょうがを加える。
加熱しすぎると香りや有効成分が飛びやすいため、仕上げに加えるのがポイントです。
② しょうがの量は小さじ1/2〜1杯程度。
辛味と香りのバランスが良く、毎日続けやすい量です。
③ おすすめの具材は豆腐・わかめ・ねぎ。
味がシンプルなので、しょうがの香りと味噌の旨味が引き立ちます。
注意点
・しょうがは1日10g(親指1本分)を目安に。胃が弱い方は摂りすぎに注意。
・空腹時の大量摂取はまれに胃の不快感の原因になることがあります。
・チューブしょうがを使う場合は、添加物や塩分が少ないものを選ぶと◎。
まとめ
味噌汁にしょうがを“ちょい足し”するだけで、体の内側からぽかぽかと温まり、腸の調子を整えるサポートにも。冷えやすい季節の朝に続けやすい、手軽な温活習慣です。忙しい朝の一杯が、“体を動かすスイッチ”になります。
参考文献
- 公益財団法人 健康・体力づくり事業財団「1.冷え性とは? 2.私たちの体温を保つしくみ」
https://www.kenkomie.or.jp/file/newsletter/k_202212.pdf - 農林水産省「にっぽんの発酵食品」資料
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/traditional-foods/files/user/pdf/japanese_hakko_part1.pdf
記事監修/亘美玲
管理栄養士。病院栄養士を7年経験後、食品会社で約15年間メディカルサプリメントや機能性表示食品の商品開発責任者として従事。2児の母で、自身の妊娠と出産、離乳食作りの経験から母子栄養の研究を重ね、産前産後ママの栄養サポート、栄養相談、料理教室、レシピ提案、執筆、栄養学講座の活動を行っている。離乳食や調理の基本についてSNSでも発信をしている。
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