くびれができない、寸胴体型の人の特徴は“脇腹筋の硬さ”。胸からねじって腹斜筋をしっかり動かすタオルツイスト

くびれができない、寸胴体型の人の特徴は“脇腹筋の硬さ”。胸からねじって腹斜筋をしっかり動かすタオルツイスト
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くびれ作りに効果的なのは、「ツイストエクササイズ」。基本を押さえて、腰を痛めず効果的に行う方法をご紹介します。

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くびれ作りのポイント

[基本]食事の見直し・運動の習慣化

お腹周りは脂肪が蓄積しやすい部位のため、ウエストラインを引き締めるためには日頃から食事・運動を意識することが大切です。お腹周りが冷えてむくまないようにお風呂に浸かる・きちんと防寒することも重要です。

[プラスするなら]有酸素運動・脇腹メインのトレーニング

特に早く効果を出したい時は、運動の中に有酸素運動(ウォーキングやジョギングなど)と、脇腹の筋肉を刺激するトレーニングなどを組み合わせて実施しましょう。

脇腹筋トレの2つのポイント

筋肉をほぐす

脇腹の筋肉である腹斜筋はくびれ筋ともいわれます。腹斜筋には外腹斜筋と内腹斜筋があるのですが、外腹斜筋は胸郭から骨盤にかけて斜めに走行しています。そのため鍛えることでウエストラインにメリハリが出てきます。

一方で、腹斜筋には体幹の安定性を保つ役割があるため、緊張しやすく固くなりやすい特徴もあります。筋肉が硬くなるとトレーニングの際に動きを制限してしまい、筋肉をきちんと刺激できないことがあります。

筋肉を鍛えるためには、まずターゲットとなる筋肉をストレッチでほぐすことが大切。腹斜筋に柔軟性が出てくると、くびれ作りもしやすくなります。

ねじる時は胸からねじる

上半身をねじる時は、背骨を構成する椎骨一つ一つが少しずつ動くことが基本。

脊柱の回旋可動域
イラストAC

背骨の中でも回旋が得意なのは、胸椎部分(胸)と頸椎部分(首)。反対に腰椎部分(腰)はねじる動きにはあまり適しておらず、回せる角度も5度と小さいのです。このことからも、くびれ作りのために体をねじる際は、腰ではなく胸からねじるようにしましょう。

胸椎がきちんと動くことで腹斜筋がしっかり動かせるうえ、腰を痛めることなく効率の良い運動ができます。

くびれ作りにおすすめ【タオルツイストストレッチ】

ツイスト運動には胸椎をねじることがポイントと分かっても、どこを動かせばいいかイマイチ分からない…という人もいると思います。そこで本日は、胸椎のねじりを意識しやすい、タオルを使ったストレッチをご紹介します。

●実践時の注意

運動時に骨盤が傾かないよう注意しましょう。
首肩など力み過ぎないように気をつけましょう。
背中や腰を痛めている場合は無理に実践しないでください。

●運動のポイント

タオル、あるいは棒を使って腕を固定することで、体が安定しやすくなります。
膝立ちで行っていますが、椅子に座った状態でも行うことができます。

●運動の流れ

(1) 両膝立ちになり左脚を真横に伸ばす。この時、軸足(右脚)は床から垂直にキープ。

タオルを肩幅よりも広めに持ちピンと張り、両腕を頭上に上げる。

(2) 息を吐きながら上半身を左に倒し、右の脇腹~胸の横あたりを気持ちよく伸ばす。

(3) 上半身を左脚に向けてねじる。胸椎部分からねじることを意識して、そのままゆっくり3呼吸キープする。

タオルエクササイズ
Photo by Sayaka Utsunomiya

エクササイズの詳細は以下動画からも確認いただけます

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