寝たままお腹痩せ|実はぽっこりお腹より厄介な〈脇腹&腰肉〉を削ぎ落とす簡単エクササイズ

寝たままお腹痩せ|実はぽっこりお腹より厄介な〈脇腹&腰肉〉を削ぎ落とす簡単エクササイズ
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須藤玲子
須藤玲子
2025-11-25

実はぽっこりお腹より落ちにくいのが、脇腹や腰まわりに現れるサイドのお肉。年齢を重ねると、筋肉が衰えて脂肪が横に流れやすくなるため、くびれラインが曖昧に…。体が一回り大きく見えてしまう、そんな悩みも少なくないはずです。今回は、伸ばす→縮めるだけのシンプルな動きで、たるんだサイドのお肉にアプローチ。寝たままできる、脇腹&腰肉スッキリエクササイズのご紹介です。

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体の横に脂肪が溜まりやすいのはなぜ?

ぽっこりより厄介な、脇腹や腰まわりのサイドのもたつき。特に40〜50代の女性は、次の3つの理由で体の横側のラインが崩れやすくなると言われています。

脇腹が使われていない

座りっぱなしや長年の運動不足により、体の側面が縮み続けた結果、筋肉が働きにくい癖がついてしまう。

インナーマッスルの低下

お腹を引き込む力が弱まることで、体幹のインナーマッスルが衰えがちに。その結果、脂肪が横流れしやすくなる。

筋力低下による姿勢の崩れ

重力に抗い姿勢を保つ筋肉が衰えることで、猫背や反り腰になりやすくなる。乱れた姿勢が癖になることから、腰まわりに負担がかかり、横の厚みが出てしまう。

脇腹&腰肉スッキリのカギは側面の筋肉を意識して使うこと

体の側面の筋肉を使う機会が減ると、自然とサイドにボリュームが付きやすい状態になってしまいます。このもたつきを解消するには、次の2つの筋肉にしっかりアプローチすることが大切です。

腹斜筋(外腹斜筋・内腹斜筋)

くびれのカーブを作るメインの筋肉。縮める動作で引き締め力が高まる。

腹横筋(インナーマッスル)

お腹全体を引き締めるコルセットのような筋肉。姿勢の安定にも関与し、呼吸と連動して働く特徴がある。

この2つの筋肉は、伸ばす→縮める動作を繰り返すことで活性化します。意識して動くことで、たるんだサイドのお肉にダイレクトに効かせることができます。

ぽっこりより厄介なサイドのお肉を削ぎ落す寝たままエクササイズ

横向きで寝たままできるエクササイズです。脇腹・腰肉をまとめて一気に引き締めましょう!

<やり方>

1)右肘を肩の下につき、右側を下にして横向きで寝る。猫背にならないように背筋を伸ばし、脚もそろえてまっすぐ伸ばす。

右肘を肩の下の床につき、右を下にして横向きで寝た体勢
Photo by Reiko Sudo

2)左手を斜め上に伸ばし、脇腹〜腰の側面をスーッと広げるように伸ばす。

右肘を床に着いた横向き寝で、左腕を斜め上に伸ばし、左体側を広げた体勢
Photo by Reiko Sudo

3)息を吐きながら左足を持ち上げ、同時に左手で膝の横〜脛をタッチ。脇腹をギュッと縮めて絞る。

右を下にした横向き寝から、左脚と左手をタッチして左脇腹を縮めて絞るエクササイズ
Photo by Reiko Sudo

4)呼吸と共に、2)〜3)の動きを10回ほど繰り返す。向きを変え、反対側も同様に行う。

ポイントは、肩をすくめず、首を長く保って背骨を長く伸ばすこと。背中が丸まったり、前後に傾いたりしないように、横一直線をキープします。下の脇腹をつぶさないように、体側を軽く引き上げる意識も忘れずに。また、 脚を上げるときは、無理に高く上げようとしないこと。脇腹を縮めることを優先しましょう。

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右肘を肩の下の床につき、右を下にして横向きで寝た体勢
右肘を床に着いた横向き寝で、左腕を斜め上に伸ばし、左体側を広げた体勢
右を下にした横向き寝から、左脚と左手をタッチして左脇腹を縮めて絞るエクササイズ