【40代以降の方必見】徐々に硬くなった「脇腹」がターゲット！姿勢改善も叶う「脇腹ストレッチ」

姿勢を安定させる筋肉「腹斜筋」

腹斜筋は、脇腹部分にある筋肉で、表層部にある「外腹斜筋」と内側にある「内腹斜筋」の２つの筋肉から構成されています。
体をひねったり、横に倒したりする動きに関わるほか、姿勢を安定させる際にも欠かせない筋肉の一つです。

特に、腹斜筋は、腹直筋や腹横筋と連携しながら体幹を支えているため、この筋肉がしっかり働くことで腰への負担を減らし、背筋が自然に伸びた美しい姿勢を保つことができます。反対に、腹斜筋がうまく使えなかったり硬くなったりすると、猫背や反り腰など姿勢の乱れにつながることもあります。他に、内臓の位置を安定させるという働きもしています。

硬くなった腹斜筋をほぐすために

腹斜筋が硬くなる大きな原因は、長時間の同じ姿勢をしていることや運動不足です。
たとえば、デスクワークやスマホ操作などで背中を丸めて座る時間が長いと、腹斜筋が縮んだまま固まってしまいます。また、運動不足により筋肉を使う機会が減るため、筋肉が痩せ細り硬くなりがちです。

腹斜筋が硬くなると、体をひねる動作がしにくくなるだけでなく、姿勢が悪くなり腰痛や肩こりの原因になることもあります。ほぐすためには、呼吸と合わせて体をゆっくりねじるストレッチや、側屈（体を横に倒す動き）を取り入れるのがおすすめ。リラックスして呼吸を深めながら行うことで、腹斜筋だけでなく、体幹全体の柔軟性が高まり、姿勢改善にもつながります。

筋力が減少し始める40代以降

40歳を過ぎると筋肉量が減少し始めると言われています。筋肉量が減ってくると、日常動作がしにくくなります。筋肉が動きにくくなることで、巡りが悪くなり、筋肉に酸素や栄養素が行き届きにくくなるため、筋肉が硬くなりがちです。40歳以降の方は、積極的にからだを動かしていくことをおすすめします。

40代以降におすすめの腹斜筋をほぐすためのストレッチポーズ

硬くなった筋肉を伸ばしつつ、程よく筋力を鍛えるヨガポーズをご紹介します。

●やり方
１　ひざ立ちの姿勢になります。左脚を真横に開き、右ひざと左かかとが直線上にくるようにしてください。

２　左手の甲を左太ももにあて、右腕を上げます。顔は真正面、背筋をグッと伸ばします。

３　息を吸って、吐きながら上体を左真横に傾けます。目線は右斜め上を見ましょう。呼吸をしながら30秒ほどキープします。

４　ゆっくりと上体を右に倒していきます。右手を床に下ろし、左腕を斜め右方向に伸ばしていきます。左側の腹斜筋が伸びていればオッケーです。呼吸をしながら30秒ほどキープをします。

５　反対側も同じように行います。

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