<運動量ゼロ>更年期あるあるのお悩みの共通の原因は血流の悪さ!壁におまかせ血流改善エクササイズ

<運動量ゼロ>更年期あるあるのお悩みの共通の原因は血流の悪さ!壁におまかせ血流改善エクササイズ
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更年期になると、冷え・肩こり・疲れやすさなど、小さな不調が積み重なるように現れます。実は、その多くが血流の悪さと関係していることはご存知ですか?今回は体をほとんど動かずに血流を改善する、簡単エクササイズをご紹介します。

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更年期のマイナートラブルは巡りの悪さから

更年期は女性ホルモンの減少により自律神経が乱れやすくなります。血管の収縮・拡張のバランスは自律神経によって作用しているため、次のようなマイナートラブルは、それぞれの症状は異なりますが、共通の原因として血液の巡りの低下も関係していることがあります。

● 手足の冷え
● 首や肩のこり
● 慢性的なだるさ
● 睡眠の質の低下
● 気分の落ち込み

血流が悪くなると、細胞に十分な酸素や栄養が届かず疲労が蓄積します。老廃物も排出されにくくなり、むくみや重だるさ、冷えやコリが悪化する悪循環が起こってしまいます。

体を動かさなくても血流は改善できる

全身の血流を良くするには運動が効果的ですが、体をほとんど動かさない、または穏やかな動きでも改善することができます。ポイントは、下半身に滞った血液やリンパを心臓に戻して巡りをスムーズにすることです。そこで今回は、寝たまま体をほぼ動かさずに血流を改善するヨガポーズをご紹介します。

壁に頼るだけの血流改善ポーズ「ヴィパリタカラニ」

ヴィパリタカラニは、壁に足を上げて体を脱力するだけのシンプルなポーズです。足を壁に預けることで、自然と下半身の血液やリンパが心臓に戻りやすくなり、全身の巡りが整います。また、リラックス効果も高く、副交感神経が優位になって緊張やストレスも緩和されやすいため、更年期の不調ケアにおすすめです。

足を揃える基本形で血流を整え、さらに膝を曲げて足裏を合わせるアレンジも加えて、骨盤周りやそけい部もゆるめてリンパの流れを促してみましょう。

<やり方>

ヴィパリタカラニ
Photo by Kayoko Yoshida

1)壁のそばにお尻を壁に近づけて座ってから仰向けになり、足を壁に預けてまっすぐ上げる。もも裏の伸びがきつく感じる場合は、お尻を壁から少し遠ざける。

2)脚全体を脱力し、腕を体の横に広げて、ゆっくりとした呼吸を続けながら5分前後キープ。
 
ヴィパリタカラニアレンジ
Photo by Kayoko Yoshida

3)足の小指側を壁につけたまま膝を外側に軽く曲げ、3分ほどキープ。そけい部や骨盤まわりをゆるめ、リンパの流れを促進。

4)もう一度最初と同じように脚を揃えて開いた股関節を閉じ、5分前後、もしくは好きなだけキープ。

ヴィパリタカラニ
Photo by Kayoko Yoshida

5)終わったら両膝を胸の方に抱え、体を横向きにしてからゆっくり起き上がる。

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ヴィパリタカラニ
ヴィパリタカラニアレンジ
ヴィパリタカラニ