どこでも立ったまま簡単!下半身冷えを改善して巡りの良い体になる【血流アップ前屈】やり方

どこでも立ったまま簡単!下半身冷えを改善して巡りの良い体になる【血流アップ前屈】やり方
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朝晩の冷え込みが増し、気温も低下。冷えが原因で、肩をすくめたり、身体が丸まっている人も多いのではないでしょうか。今回ご紹介するのは、立ったままでできる「前屈」です。全身の血流を促しながら心も身体も落ち着く前屈で、冬の温活を始めていきましょう。

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前屈には「身体を温める」効果がある

「前屈」と聞くと、ストレッチや柔軟性のイメージが強く、苦手意識を持っている人もいるかもしれません。

しかし、前屈の働きはそれだけではありません。体を温める効果もあるのです。前屈のように身体の前側を縮める動きは、筋肉を緊張させ内側から熱を生む働きがあります。

さらに、頭を下げることで、重力に従いながら上半身の緊張をほどき、下半身に血液を巡りやすくさせる効果も。冷えが気になる脚や足先に温かさを感じられるようになります。

寒い時期こそ前屈を

寒くなると筋肉は自然と収縮し、硬くなりやすくなります。特に太ももの裏(ハムストリングス)やふくらはぎは冷えやすく、こわばりやすい部位です。立ったままの前屈は、これらの筋肉をやさしく伸ばしながら血行を促進。冷えやむくみの軽減、腰のだるさ解消にも繋がります。

前屈イラスト
illust AC

前屈には「自律神経を整える」働きも

立位前屈をする際、頭を下げることで首の後ろが伸びるため、首や肩周りの緊張がやわらぎます。さらに、頭を心臓より低い位置に置くことで、脳への血流が一時的に変化。落ち着きを感じやすくなるとも言われています。

また、前屈によって腹部が圧迫されると、自然と深い呼吸に。深くゆっくりとした呼吸は、副交感神経を刺激してくれ、リラックスへと繋がります。これからの季節は、年末に向けた忙しさからも心がそわそわしやすくなります。そんな時こそ、前屈で呼吸を感じてみましょう。

自律神経
illust AC

【下半身ぽかぽか】すきま時間にできる立位前屈

1、脚を腰幅に開き、親指からかかとまでをまっすぐにします。

2、ひと息吐いてから息を吸います。背筋を伸ばしたまま息を吐き、膝を曲げて股関節から上半身を前に倒します。

3、手は床でもすねの上でもOK。椅子や壁に触れてもOKです。首や肩の力を抜きましょう。3~5回程度繰り返します。

前屈①
photo by Naoko Iwasaki

4、息を吸いながら背中を伸ばし、可能な場合は指先を床につきます。下半身はお尻からかかとまでがまっすぐになるようにしましょう。

5、片脚ずつ交互に膝の曲げ伸ばしをしてふくらはぎをほぐします。3〜5呼吸ほど繰り返します。

前屈②
photo by Naoko Iwasaki

6、あごを引き、頭が最後になるようにゆっくりと上半身を起こし、息をゆっくり吐きましょう。

詳しい内容は、こちらの動画からもご覧いただけます。

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自律神経
前屈①
前屈②
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