【冷え対策】子宮を温めて代謝&機能アップ!イスで簡単「内転筋を伸ばす子宮温活ストレッチ」


お尻やお腹を触ったとき、冷たくなっていませんか?自覚症状のあるなしに関わらず、女性の8割が冷え症というリサーチがあるほど、体の中が冷えている女性が増えています。柔軟な内転筋は骨盤の歪み解消や安定した姿勢に欠かせないだけでなく、子宮の機能や代謝にも影響すると言われています。今日は椅子で簡単☆内転筋ストレッチのご紹介です!
冷えは万病の元!元気とキレイのための子宮温活ストレッチ
内転筋ってどんな筋肉
内転筋群は、大腿骨(ももの骨)の内側に位置する筋肉のグループです。主に大腿骨の内側に走り、骨盤から膝にかけて広がっています。これらの内転筋群は、股関節の動きに関与し、特に大腿骨を内側に引く内転の動作を担当しています。これらの筋肉はスポーツや日常生活の動作においても重要な役割を果たしています。
また内転筋群は、骨盤底筋・腹横筋と並んで、骨盤に大きく関与する3つの筋肉のうちのひとつです。現代女性は、この内転筋群が弱くなっていると言われています。

内転筋が硬くなるとどうなるの?
内転筋が硬くなると、骨盤が正しい位置に保たれにくくなり、その結果として骨盤の傾きや歪みが生じやすくなります。これが腰痛や姿勢の問題を引き起こす可能性があります。内転筋の柔軟性を保ち、適切なエクササイズやストレッチは、骨盤の安定性を向上させ、正しい姿勢の保持や腰痛の予防に役立つと言われています。
子宮が冷える原因にも…
また、内転筋の過度な緊張や衰弱は、骨盤周辺の血液循環を悪化させ、子宮に影響を及ぼす可能性があると言われています。
内転筋のバランスが崩れ、骨盤に歪みが生じることによって血流やリンパ液の流れが悪くなり、子宮の血行不良や冷えを引き起こすことが考えられます。結果、月経痛や月経不順、PMS(月経前症候群)などを招く原因にもなりかねません。
子宮の温度が1度下がると代謝が12%下がるとも言われています。定期的なストレッチや運動を通じて内転筋をケアし、骨盤のバランスを整えることは、子宮の健康維持や冷えの予防にとても有効です。
子宮温活で代謝アップ!子宮美人になれる!イスで簡単「内転筋ストレッチ」

1)脚を左右に大きく開き、足はつま先が前を向くよう平行に置きます。前かがみになり椅子を掴みます。
2)右膝、左膝と交互に曲げて、膝を曲げていない方の脚の内もも(内転筋群)を伸ばします。


3) 椅子を掴みなが上体を起こし、脚の付け根から膝を外に開いてスクワットで腰を落とします。
4)再び、脚の付け根から膝とつま先が正面に向くように戻し、前屈みに。3&4を交互に繰り返します。

5)最後に、両膝を曲げながら、骨盤を回します。胸とおへそで床に円を描くイメージでスムーズに回しましょう。
動画はこちらからご覧ください☆
監修医師/沢岻美奈子先生
産婦人科専門医・女性ヘルスケア認定医。
更年期で悩む女性を元気にしたい!という思いで神戸市内の婦人科クリニックで診療を行っている。幅広い世代の女性のかかりつけ婦人科医として、クリニックを受診する患者さんのリアルな声をインスタグラム「375taxi」やpodcast「女性と更年期の話」でも配信している。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く