季節の変わり目は「むくみ解消万能ツボ」で速攻解決!体の除湿器と言われる膝下のツボを押してみよう
体の除湿器=陰陵泉のツボを押して、ダルおも解消!むくみ解消しましょう!この陰陵泉(インリョウセン)は名前は難しいですが、水はけのツボ として有名で、場所を探せば、大抵の人は「ああ、ここ痛いのよね」となんとなく知っているツボです。万能なむくみ解消ツボ、とも呼ばれます。
むくみは、体の余分な水分が原因
陰陵泉(いんりょうせん)は、体内の「水」のめぐりを整え、さまざまな不調に効果を発揮する万能なツボとして知られています。体内の余分な水分(東洋医学でいう「湿」)の代謝を調整する作用が強いため、むくみや水太りの改善に役立ちます。特に梅雨や秋の長雨の季節など、湿気が多い時期の体調不良(だるさ、胃腸の不調)に効果的。脚のむくみだけでなく、顔のむくみや体全体の重だるさにも効くとされています。
ツボ(経穴:けいけつ)とは?
「ツボ」とは、東洋医学で病気の予防や治療に用いられる体表面の特定の部位のことで、正式には「経穴(けいけつ)」と呼ばれます。ツボを理解するための基本概念は次の2つです。
経絡(けいらく):体内に張り巡らされた「気(き)」や「血(けつ)」が流れる通路のこと。内臓(臓腑)と体表を結ぶ情報伝達ネットワークのような役割を担います。
ツボ(経穴):この経絡上に点在し、「気や血が出入りする場所」「経絡が合流・分岐する重要なポイント」とされます。体内に不調が生じると、その反応がツボに痛みや硬さ、冷え、しこりなどとして現れると考えられています。
ツボを刺激することで経絡の流れが整い、その影響が内臓や全身に及ぶことで体調が改善されるといわれています。
陰陵泉のツボはこちら
陰陵泉は「足の太陰脾経」という経絡に属し、水(湿)の調整に関わる重要なツボ(合穴)です。専門的には「脾経の合水穴(ごうすいけつ)」とも呼ばれます。
主な効果・効能
- 下半身のむくみ・だるさの改善
- 胃腸機能の調整(下痢・消化不良・食欲不振)
- 婦人科系の不調(生理痛・生理不順)
- 腰痛・膝の痛み
- 冷え性の改善
- 自律神経のバランスを整える
ツボの場所の探し方
- 椅子に座るか、膝を軽く曲げた状態になります。
- 膝の曲がった折り目の線から、すねの骨(脛骨)をなぞって下に向かいます。
- 指が止まるくぼみ(骨のすぐ下)に位置します。
比較的見つけやすいツボです。軽く押してみて「ズーン」と響くような感覚や、少し痛みを感じる場所が目安です。
刺激の方法
- 親指の腹で、骨の下に向かってゆっくり垂直に押します。
- 心地よい痛みを感じる程度の強さで5秒ほど押し、ゆっくり離すのを数回繰り返します。
- 肘を使うと、力を使わずにしっかり刺激することができます。
むくみが強いときや胃腸の調子が悪いときは、他の部位よりも強く反応を感じやすい傾向があります。お灸で温めるのも効果的です。特に梅雨や湿気の多い時期、長時間立ち仕事をした後のむくみ対策におすすめです。
注意事項
以下の場合は、専門家(医師や鍼灸師など)に相談のうえで行ってください。
- 食後30分〜1時間以内(消化不良を起こす可能性)
- 飲酒後(血行が促進され、体調が急変するおそれ)
- 高熱・極度の疲労時(体への負担が大きい)
- 皮膚に異常がある部位(傷、湿疹、炎症、腫れなど)
- 重篤な疾患がある場合(心臓病、がんなど)
- 妊娠中(三陰交など流産や早産を誘発するツボがあるため)
※本記事は一般的な健康情報を紹介するものであり、効果や効能を保証するものではありません。また、医療行為を目的とするものではありません。実践の際はご自身の体調に合わせ、無理のない範囲で行ってください。
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