前屈をしようとすると脚の裏側がピーンと張って前屈できない人→太もも裏を縦にほぐす筋膜リリース
前屈をしようとすると脚の裏側がピーンと張って前屈できないとお悩みではないですか?脚の裏側の硬さは坐骨神経痛や腰痛などの不調にもつながります。効率的にほぐす方法をご紹介します!
脚の裏側が硬くなる原因は?
運動不足で、どんどん体が硬くなっていて、昔はできた前屈がやりづらくなってるなど、身体の硬さを感じていませんか?年齢を重ねるほど、筋肉や筋膜の柔軟性が低下しやすく、特に太ももの裏側のハムストリングスが硬くなりがちです。原因としては、長時間の座位・デスクワークによる筋の短縮、骨盤まわり・股関節の動きの低下、加齢による結合組織(筋膜・腱など)の硬化、また姿勢が丸まりがちな生活習慣が挙げられます。
脚裏の硬さを放置するとどうなる?
さらに、硬くなるのは筋肉や筋膜だけではありません。筋肉を動かしたり、身体の感覚を脳に伝えたりする神経のつながりも硬くなります。そのため、脚裏の硬さを放置すると、身体が硬くなるだけでなく様々な不調につながる可能性があります。
・骨盤が後ろに引かれて腰が丸まり、腰椎や骨盤まわりに負担がかかりやすくなる
・神経への圧迫・緊張が生じやすくなりしびれやジンジンとした痛みの原因になる可能性がある
・骨盤周りの筋肉・筋膜・神経などのすべてのバランスに影響し、坐骨神経痛等の不調につながることもある
脚の裏側の硬さは、真ん中をほぐすと効果的?
下半身の不調としてよく耳にする坐骨神経痛。実は坐骨神経は骨盤から坐骨の内側~太ももの裏側~膝裏~ふくらはぎを通り、足の裏側までつながっているとても長い神経(途中で名称が変わりますが、1つのつながりとしてこの記事では記載していきます)。それが太ももの裏側のちょうど真ん中あたりを通ってきます。
イラストAC
また、脚の裏側の筋肉=ハムストリングスは内側と外側の2つに分かれており、その間の奥の方を坐骨神経が通っているため、真ん中をほぐすと神経周りの筋肉もほぐすことができます。
イラストAC
今回は、太ももの裏側の筋肉・筋膜はもちろん、神経をほぐすにも有効なほぐしをご紹介します。筋膜リリースローラーを使っていますが、硬く巻いたバスタオルやストレッチポールでも代用可能です。
太ももの裏側を縦にほぐす筋膜リリース
1)左脚の後ろに縦にローラーを置く
2)右脚の膝を立てて両手は体の後ろにつき上半身を支える
3)お尻を浮かせて体を横に揺らす(坐骨は乗せないで、坐骨のキワから下をほぐす)
片脚30秒から1分やってみましょう。片脚が終わった後に床に座ると、骨盤がゆがんでいるような緩んでいるような不思議な感覚が味わえるかもしれません。両脚やると整い、脚の裏側がふわっと柔らかくなります。
▼ローラーのあて方を動画でもチェックしてみよう
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