前屈が苦手な人へ【背中をほぐすだけ】前屈がみるみる深まるストレッチとは|1日の疲れもスッキリ
前屈のポーズと聞くと、「太ももの裏を伸ばすもの」とイメージする人も多いのではないでしょうか。座位前屈や立位前屈は、ヨガクラスでもよく行われるポーズですが、「身体が硬いから苦手」「床に手が届かない」と悩む声をよく聞きます。今日は、そんな人に試して欲しい、ぐっと前屈が深まる背中ほぐしをご紹介していきます。
前屈が深まらないのは「背中の硬さ」が原因だった?
前屈が深くできない原因は、太ももの裏(ハムストリングス)だけではありません。背中の緊張、特に背骨沿いに走る「脊柱起立筋」がこわばっていると、上半身が前に倒れにくくなってしまいます。
前屈に深く関わる「脊柱起立筋」とは
脊柱起立筋は、首から腰にかけて背骨の両側を支えている大きな筋肉群です。姿勢を保つために常に働いているため疲れやすく、「背中がバキバキ」と感じるのもここに原因があります。
脊柱起立筋は特に長時間のデスクワークやスマホ時間で背中が丸まった姿勢が続くと、緊張して固くなりがちです。さらに、そのまま放置すると、背骨の動きが制限され、骨盤がうまく前に倒れず、前屈が深まりにくくなってしまうのです。
前屈を深めるには背中をほぐそう!
前屈ができるようになるためにはまず、背中をゆるめるアプローチから始めましょう。呼吸に合わせて背骨を動かすことで、脊柱起立筋の緊張がほぐれ、背骨が滑らかに動くようになります。
コツは、息を吸うときに背中全体をふくらませ、吐くときに肩や腰の力が抜けるところまで吐ききること。背中に呼吸が入る感覚がつかめるようになれば、前屈のときに自然とお腹と太ももが近づきやすくなり、腰にかかる負担も減ります。骨盤から上半身がスッと前に倒れやすくなり、結果としてハムストリングスの伸びも心地よく感じられます。
前屈がスムーズにできるようになる背中ほぐし
1、長座になり前屈をし、現状を把握しましょう。
2、現状がわかったら両膝を立て、脚幅を大きく広げます。両手をクロスさせて、すねに手を添えます。
3、息を吸って、吐きながら背中を丸めていきます。呼吸を背中に入れる意識で吸い込み、背中が広がるのを感じます。続いて、吐きながら余分な緊張を手放していきましょう。
4、息を吸いながら、丸まった上半身を起こし、吐きながら背中を反らしていきます。
5、一息吸って、吐きながら両手ですねを押し、背骨を前に押し出します。
6、クロスした両手の上下を入れ替え、同様に繰り返します。
7、両膝を立て、お尻歩きで後ろに下がりながら膝を伸ばし、上半身を前に倒して前屈を深め、身体の変化を観察してみましょう。
詳しい内容は、こちらの動画からもご覧いただけます。
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