体が硬いとあきらめてない?【たったこれだけ!前屈がみるみる深まる】全年代向けお尻歩きストレッチ
体が硬く前屈が苦手という人、あぐらや長座の姿勢になると腰が丸まってしまう人に、ぜひ試していただきたいエクササイズをご紹介します。正しいフォームで行うことで効果抜群! 幅広い年代におすすめのお尻歩きストレッチです。
正しいフォームを知らないと体は柔らかくならない
体が硬いからといって勢いに任せた前屈を行っていませんか? 正しいフォームを理解しないまま前屈を続けても、体はなかなか柔らかくなりません。硬くなっている筋肉の部位を理解して、筋肉に効果的にアプローチする正しいフォームで柔軟を行うことが大切です。
腿裏の筋肉の硬さが原因
前屈が苦手だったり、あぐらや長座の姿勢になった時に腰が丸まってしまうのは、腿裏の筋肉であるハムストリングの硬さが大きな原因です。ハムストリングは、普段の姿勢や癖によって硬くなります。長時間のデスクワークやスマートフォンの操作などで肩が前に入る「猫背」の姿勢が続くと、腰や背中が丸まり骨盤が後傾し、腿裏が硬くなってしまいます。
前屈を深めるために大切なこと
骨盤を立てて行う
猫背の人は骨盤が後傾していることが多いです。そのまま前屈を行っても、伸ばしたい筋肉であるハムストリングにはアプローチできません。ハムストリングを効果的に伸ばすには、座骨を床に下ろし下腹部を引き上げ、骨盤が立った状態をキープしましょう。
また、座った時に腰が丸まってしまう方は、クッションなど厚みのあるものをお尻の下に敷いておくと骨盤が立ちやすくなります。また、無理に膝を伸ばす必要はありません。骨盤を立てることを優先して、膝は多少曲がっていても大丈夫です。
深い呼吸を続ける
柔軟の際は深い呼吸で行うことが大切です。深い呼吸をすることで血液循環が良くなり、筋肉も動かしやすくなります。また深い呼吸は副交感神経を優位にさせるため、心身がリラックス。より筋肉の緊張がほぐれ緩みやすくなります。
思い込みを捨てる
私たちは常に脳内からの指令により体が反応しています。つまり「私は硬いんだ」「私には無理だ」「ストレッチは痛い」などの思考でいると、体がそう思い込み効果が出ないのです。「大丈夫」「心地よい」「できる」などと思うことで、効果が変わってきます。
【前屈がみるみる深まる】お尻歩きストレッチ
①膝を立てて床に座り、お腹と太ももの間にクッションを挟みます。
②両手を前に伸ばして、足のつま先をつかみます。
③息を吐きながらお尻を後ろへ引いていきます。その時お腹とクッションが離れないようにしましょう。
④上半身を前に倒して体重を乗せ、そのまま3〜5呼吸キープします。
動画でも確認できます
AUTHOR
中村優希
幼少時代から新体操に打ち込み、大学時代には日本一のチームに所属。会社員時代にヨガと出逢い、その後ヨガインストラクターへ。主宰のオンラインレッスンや板橋のヨガ教室の他、プライベートヨガや企業ヨガ等の出張クラスも行いながら、大規模イベントの講師、ヨガ雑誌などの監修やポーズモデルを多数務めるなど多岐にわたる。長年新体操やヨガで培った経験から、美しい姿勢や柔軟性を高める体の使い方なども伝えている。"心身が整いほぐれるレッスン"効果を感じ分かりやすい!と人気を集めている。 Lani yoga主宰
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