40代からの困った!【肩が上がりにくい】と感じたら……肩甲骨の動きをよくする「二の腕ほぐし」
「肩がこる」「腕が上がりにくい」というからだの不調の原因として、「二の腕の筋肉の硬さ」があります。二の腕の筋肉は肩の動きに関わっていて、肩関節は肩甲骨からも構成されています。肩と肩甲骨がなめらかに動くようになるための「二の腕ほぐし」を紹介します。
二の腕にある2つの筋肉
二の腕の筋肉は、力こぶができる部分にある「上腕二頭筋(じょうわんにとうきん)」と、その裏側にある「上腕三頭筋(じょうわんさんとうきん)」から構成されています。
・上腕二頭筋
肩の関節のくぼみから前腕の骨についている「長頭」と、肩甲骨の一部から前腕の骨についている「短頭」があります。主に、ひじを曲げる際に働く筋肉です。
・上腕三頭筋
肩甲骨の一部からひじ関節についている「長頭」と、上腕骨後方からひじ関節についている「内側頭」「外側頭」があります。主に、ひじを伸ばす際に働く筋肉です。
肩関節は上腕骨と肩甲骨と鎖骨の3つから構成されている
肩関節の上には、鎖骨と肩甲骨をつなぎ合わせる関節「肩鎖関節」があり、それによって鎖骨と肩甲骨の動きは連動します。また、肩関節は、上腕骨と肩甲骨と鎖骨から構成されており、それぞれの動きが連動します。つまり、二の腕の筋肉が硬くなると、肩関節や肩甲骨まで動きにくくなってしまうのです。
姿勢の悪さも二の腕の筋肉が硬くなる原因
猫背姿勢や巻き肩などで肩甲骨の動きが悪くなると、肩関節が動きにくくなり、結果的に二の腕の筋肉が硬くなりがちです。硬くなった二の腕の筋肉をほぐすことで、肩関節の動きがスムーズになり、肩甲骨まで動きやすくなります。その結果、肩こりや腕が上がりにくいといった、からだの不調を緩和することができます。
硬くなった二の腕をほぐすストレッチ
①あぐらの姿勢で座ります。左腕を前に伸ばし、右手で左手首を軽く握ります。
②右手で左腕を右方向に引っ張り、左の二の腕を伸ばします。
③呼吸をしながら30秒ほどキープし、反対側も同じように行います。
④左腕を天井方向に伸ばし、ひじを内側に曲げ、右手で左ひじを軽く握ります。
⑤可能であれば、左ひじを右方向に傾けます。頭でひじを後ろに押し、背筋を伸ばすとより効果的です。
⑥呼吸をしながら30秒ほどキープし、反対側も同じように行います。
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