腰痛の原因は実はお尻!? 頑固な腰痛にサヨナラ!お尻をほぐす【ベイビークレードルストレッチ】
日頃からケアしていてもすぐにぶり返す腰痛。どうにかしたい方は腰よりも「お尻」をほぐすことを意識してみてください。
頑固な腰痛の原因は「お尻」?
日本人の悩みの一つである「腰痛」。改善するために腰を伸ばしたり、ほぐしたり、温めたりとケアされてる方は多いと思います。しかしながら、ケア後すぐは楽になっても時間が経つとまたすぐに張りや痛みが気になってくる…ということがほとんどではないでしょうか。
これは腰痛の原因は腰にあるとは限らないから。腰のケアをしてもなかなか解消されないという時、実はお尻が原因があるかもしれません。
腰痛とお尻の関係
お尻にはいくつかの筋肉があり、まとめて臀筋群といいます。臀筋群は腰のすぐ近くにあり、主な役割として骨盤の安定や股関節(脚)の動きに関わります。
長時間のデスクワークをされる方・立ち仕事が多い方は臀筋群がコリやすいです。お尻の筋肉が硬くなって血流が悪くなると、腰周囲の筋肉の血流も悪くなります。血管は全身に血液を供給する器官であるため、このようなことが起きます。その他にも臀筋群の筋力が衰えると、それをサポートしようとして腰の筋肉を使いすぎるということもあります。こういったことの結果、腰痛が生じるということがあるのです。
改善の鍵はお尻を動かすこと
臀筋群の血行不良や筋力低下が腰痛の原因になるのであれば、ストレッチやトレーニングで臀筋群を刺激するのが効果的です。ストレッチもトレーニングも筋肉に刺激を与える運動であるため、臀筋群の血行促進効果が期待できます。ストレッチで硬くなったお尻の筋肉を柔らかくし、トレーニングで臀筋群の筋力を維持することで慢性的な腰痛を解消・予防することも出来ます。
それ以外にも臀筋群をほぐすメリットは以下のとおりです。
姿勢改善につながる:臀筋群は骨盤を後ろと横から支えています。ほぐれることで骨盤調整につながり、正しい姿勢を維持しやすくなります。
ヒップアップ効果が期待できる:筋肉は動かさないと衰え、見た目にも引き下がります。臀筋群を刺激することで垂れ尻の予防につながります。
下半身の浮腫みの解消・予防になる:臀筋群の血流が良くなることから下半身の筋肉の血流も促進され、浮腫みの解消につながります。
お尻がほぐれることで腰だけでなく全身の症状が解消したり、体だけでなく気持ちもスッキリしていきますよ。
【ベイビークレードルストレッチ】の実践
本日のお尻ほぐしは「中臀筋」がターゲット。中臀筋はお尻の外側(横側)に位置する筋肉ですが、長時間座ったままの姿勢でいると、特に硬くなりやすいです。ストレッチ中は気持ちよい程度の強さ加減で優しく伸ばしてあげましょう。
ストレッチの手順
(1) あぐらで座った状態から、左膝を立てる
(2) 両手で左脚を内側から持つ
(3) 余裕があれば右肘の内側を左足裏につけるようにして抱える
(4) さらに伸びを深める場合は左肘の内側に左膝がくるようにして抱える
その時の体の状態や伸び具合によって、無理のない姿勢で15秒ほどキープする。終わったら逆側も同様に行う
ポイント・注意事項
抱えた脚側のお尻(やや外側)が気持ちよく伸びるところを見つけましょう。段階を踏みながら(2)~(4)と体勢を変えていきますが、痛い時や不安な時は抱え方を変えながら実施してください。
キープ中は背すじが丸くならないように気をつけましょう(写真右下のOK・NGの状態参照)。
ストレッチの詳細は以下の動画からも確認いただけます
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