〈腰の痛み〉原因はガチガチに硬くなったお尻?お尻をじわっとほぐす【6の字ストレッチ】
腰痛の原因は「お尻の筋肉の硬さ」にあることをご存知でしょうか?お尻が硬くなる原因、なぜそれが腰痛につながるのか?そしてお尻を緩めるストレッチまでトータルに理解していきましょう!
お尻が硬くなる原因は?
まず、基本の知識として、筋肉は動かないことで硬くなるという性質を持っています。また、その時に姿勢が悪かったり、身体をねじった姿勢で動かない(長時間同じ姿勢でいる)と、長時間の不良姿勢により、筋肉はその緊張状態を維持しやすくなり、結果的にその姿勢に“慣れてしまう”ことがあります。お尻が硬くなる原因も、基本的には「動かないこと」。長時間座りっぱなしの姿勢、運動不足、姿勢の悪さなどです。さらに、精神的なストレス、下半身の血行の悪さによる冷えなどの様々な原因も考えられます。運転が長い方、ほどんどの移動が車で徒歩での移動が少ない方、座り仕事の方など、現代では多くの方が運動不足によりお尻に限らずですが体が硬くなりやすいと言えるでしょう。
お尻の硬さが腰痛につながる原因は?
お尻の筋肉、特にお尻の一番大きな筋肉、「大殿筋」が硬くなると、骨盤の動きが制限され、腰に過度な負担がかかります。お尻(特に中殿筋や大殿筋)と背中の筋群(広背筋など)は、筋膜や筋連鎖を介して体幹の安定性に関わっています。たとえば、右の広背筋と左の大殿筋は“対角線上”に連動して働くことがあり、こうした筋連鎖の不均衡が腰に影響を及ぼすことがあります。
イラストAC/Canva
これにより、姿勢のバランスが崩れ、腰椎に不自然な力が加わるため、慢性的な腰痛の原因となります。また、血流も悪くなり、筋肉が疲労しやすくなることで、さらに痛みを悪化させることも。お尻の柔軟性を保つことで、腰痛予防につながるというわけです。
お尻をじわっとほぐす6の字ストレッチ
お尻のストレッチは色々な種類がありますが、本日ご紹介するのは、脚を数字の6の形にするストレッチ。お尻の上部~腰にかけて伸びやすい形です。
photo by 伊藤香奈
1)床に座り足の裏同士を合わせて膝を外に開く
2)左脚を前に15cm程度スライドし、右脚は自分に近づけるように5cm程度スライドさせる
3)背筋を伸ばして前屈
前に出している左側のお尻がストレッチされる
▼動画でも効かせるポイントをチェック!
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