【立ちっぱなしで固まった腰まわりに】寝るだけで股関節リセット！仰向け合せきのポーズ

股関節や骨盤まわりをゆるめるメリットとは？

今回ご紹介するポーズでアプローチするのは、股関節の内側、内もも、骨盤底の筋肉です。

股関節は歩く・立つ・座るといった日常の動作の軸になる関節ですが、同じ姿勢が長時間続いたり運動不足が重なると、関節まわりの筋肉や靭帯が硬くなりやすい場所でもあります。

股関節が硬くなると起こるお悩み

股関節が硬くなると、骨盤が傾いたまま固まったり、脚の付け根が詰まるような感覚が出たり、腰に余計な負担がかかることがあります。そこから繋がって、脚の重だるさや、むくみや冷えの悪化、姿勢が崩れて腰痛の原因になることもあります。

日常のクセが股関節を固める

股関節の硬さは、運動不足だけが原因ではありません。

・片脚に体重をかけて立つクセ
・椅子に浅く腰かけて骨盤を後ろに倒す座り方
・歩くときに膝を内側に入れてしまうクセ

上記のような日常の何気ない姿勢の積み重ねでも骨盤まわりは固まりやすくなります。また、こうしたクセが続くと、股関節の可動域はどんどん狭まり、脚の付け根の詰まり感や腰の負担、骨盤の歪みにまでつながってしまいます。

合せきのポーズで股関節を柔らかく！

仰向け合せきのポーズは、股関節を自然な角度で開放するため、内ももの筋肉がゆるみ、骨盤の奥深くにある筋肉まで脱力することができます。また力を抜くことで骨盤底の無意識な緊張がほどけ、呼吸が深くなり、全身がリラックスモードに切り替わるといったメリットも感じられます。

股関節がゆるむと身体はどう変わる？

股関節や骨盤まわりの緊張がほどけると、体への良い効果がたくさんあります。

・脚の付け根の詰まりが取れ、腰や骨盤にかかっていた余計な負担が軽くなる
・腰まわりの重だるさがやわらぎ、股関節の可動域が広がる
・脚の動きがスムーズになる
・脚の付け根の血流が促進されることで、むくみや冷えが改善する
・下半身全体が軽やかに感じられる
・骨盤が自然と正しい位置に戻りやすくなり、立ち姿や歩き姿の印象が変わる
・余分な力みが抜け、ヒップラインや脚のラインがすっきりする

股関節をゆるめることはリラックス効果だけでなく、ボディラインのベースを整える効果まで期待できます。

股関節をゆるめる合せきのポーズ

毎日の習慣に少しでも股関節をゆるめる時間をつくっていきましょう。仰向けひし形ポーズは寝ながらできるため、日常のリセット習慣としても取り入れやすいと思います。

①仰向けに寝転がり、両膝を立てます。

②両膝を外へ開き、足の裏同士を合わせます。かかとは恥骨からやや離し、両脚でひし形を作りましょう。ストレッチが強く、股関節に痛みを感じる場合は腿の外側にクッションを敷き、脚の重みをクッションへ預けると軽減できます。

動画で動きを確認したい方はこちら

このまま寝落ちできる疲労回復ストレッチ