POSE & BODY
ヨガのポーズ指導を全くしてくれない先生がいます…【ヨガ指導者がアドバイス】
日本を代表するヨガ指導者、綿本彰さんが、ヨガにまつわる悩みに対してアドバイス。今回は「アライメント指導に対する姿勢の違い」に悩む読者に答えます。
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アライメントの指導をしてくれない先生がいます...
Q:クラスによって、アライメントを細かく指導する先生と、まったく指導しない先生がいます。正しい体の使い方を指導することは、大切だと思うのですが……。(Kさん・28歳・埼玉県さいたま市)
A:目的によって指導も変わる。うまくクラスを使い分けて
アライメントを細かく指導するクラスは、怪我を防いだり、必要な筋肉を鍛えたり、不要な筋肉を緩めたり、ヨガ的な体の使い方を学ぶうえでとても有効です。
ただその一方で、体を「自分の思い通りに」「正しく」動かそうとする気持ちを助長するので、頭が空っぽになることを妨げたり、日常生活でも自分の考えを押し付ける傾向を強めたりするというデメリットもあります。ですから、双方のメリット/デメリットを知ったうえで、ご自身に合ったクラスをその時々でチョイスするとよいと思います。
指導法の違いは優劣ではなく、個性や目的の違いであることが多いもの。その日の気分に合わせ、異なるスタイルのクラスに参加するのもよいでしょう。うまく使い分けるためにも、ぜひそれぞれの長所を感じられるよう、意識の向け方を変えて受講してみていただければと思います。
教えてくれたのは…綿本彰先生
日本ヨーガ瞑想協会会長、綿本ヨーガスタジオ主宰。父である同協会名誉会長、故・綿本昇師からヨガを学ぶ。大学卒業後インドに渡り、各地でヨガ、アーユルヴェーダの研修をし、帰国。1994年にヨガの指導をスタート。
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