ぽっこりお腹の根本原因にアプローチ!寝たまま筋力と代謝を上げる〈橋のポーズ〉エクササイズ

ぽっこりお腹の根本原因にアプローチ!寝たまま筋力と代謝を上げる〈橋のポーズ〉エクササイズ
Adobe Stock
須藤玲子
須藤玲子
2025-06-17

「食べすぎていないのに、なぜかお腹だけぽっこりしてきた…。」「運動もしているのに、全然変わらない。」そんな悩みを抱えていませんか?年齢を重ねるごとに増えてくるぽっこりお腹の悩み。実は、ただ脂肪がついているだけでなく、筋力の低下や代謝の衰えが大きく関係しています。今回は、筋力を強化して代謝を上げる、ヨガの「橋のポーズ」をベースにしたエクササイズをご紹介。寝たままできる簡単な動きで、脂肪がたまりにくい体を目指しましょう!

広告

食事も生活習慣も変わらないのにぽっこりお腹になるのはなぜ?

「以前と同じ食生活なのに、お腹まわりだけ太ってきた…」もしかしたらそれは、筋肉量の低下と基礎代謝の減少が原因かもしれません。年齢とともに、筋肉は自然に減っていきます。筋肉は、エネルギーを燃やすエンジンのような役割を果たしています。そのため、減少すると、何もしていなくても消費されていたエネルギー(基礎代謝)が落ち、消費しきれなかったエネルギーが、脂肪として蓄積されやすくなります。特にお腹まわりは脂肪がつきやすい上、筋力低下によって姿勢が崩れ内臓が下がることで、ぽっこり感がさらに強調されることも…。つまり、筋肉を減らさないこと、代謝を落とさないことが、ぽっこりお腹を根本から解消するカギになるのです。

代謝を上げるカギは下半身にあり!

効率よく代謝を上げるには、太もも・お尻・背中など、大きな筋肉をしっかり動かすことがポイントです。中でも、太ももやお尻の筋肉は面積が大きく、ここを使うだけでエネルギー消費量が上がりやすくなります。激しい運動をしなくても、日常的にこれらの筋肉を刺激するだけで少しずつ活性化され、燃えやすい体へと変化していきます。

筋力&代謝を上げてぽっこりお腹解消!橋のポーズエクササイズ

ぽっこりお腹を根本から整えるには、使われていない筋肉を目覚めさせることが大切です。寝たままできる橋のポーズは、初心者にもおすすめ!お尻や太ももなど、大きな筋肉を同時に刺激できる優秀なヨガポーズです。呼吸とともに行うことで、自律神経のバランスも整いやすく、心身のリセットにも効果的ですよ。

〈やり方〉

1)両手を体の横に下し、足を腰幅にして膝を立て、仰向けで寝る。

膝を立てて仰向けで寝た姿勢
Photo by Reiko Sudo

2)息を吸いながら、軽くお腹を引き込んでお尻を持ち上げる。息を吐きながら背中→腰→お尻の順でゆっくり元に戻る。(橋のポーズ)

膝を立てた仰向けからお尻を持ち上げた橋のポーズ
Photo by Reiko Sudo

慣れてきたら腕の動きをつけてチャレンジ!

3)息を吸いながら両手をバンザイすると同時にお尻をアップ。吐きながら手を体側に戻しながらお尻を下ろす。

膝を立てた仰向けから、両手をバンザイしながらお尻を持ち上げる橋のポーズ
Photo by Reiko Sudo

4)呼吸に合わせて、10回ほど繰り返し行う。

衰えた下半身の筋力を取り戻し、代謝の底上げでぽっこりお腹を内側からスッキリ!両手をバンザイすることで、胸が開き呼吸が深まりやすくなり、さらにお腹全体にも自然な刺激が入ります。膝が左右に開かないよう、内腿を意識して行うことも大切です。意識するのが難しい場合は、クッションや丸めたバスタオルなどを太腿の間に挟んでやってみましょう。内腿の筋肉(内転筋)を使うことで、よりお腹の引き締め効果が上がりますよ!

太腿の間にクッションを挟み、内転筋を刺激しながら行う橋のポーズ
Photo by Reiko Sudo

 

広告

RELATED関連記事

Galleryこの記事の画像/動画一覧

膝を立てて仰向けで寝た姿勢
膝を立てた仰向けからお尻を持ち上げた橋のポーズ
膝を立てた仰向けから、両手をバンザイしながらお尻を持ち上げる橋のポーズ
太腿の間にクッションを挟み、内転筋を刺激しながら行う橋のポーズ