座り時間が長い人はよく眠れていない?→睡眠の質がグッと上がる「お尻の筋肉」をほぐすストレッチ


座って過ごす時間が長いと、「お尻の筋肉」が硬くなります。特に仙骨のまわりの筋肉が硬くなると、副交感神経のスイッチが入りにくくなってイライラや睡眠の質の低下につながることも…。しかし、首や肩とは違ってお尻の筋肉のコリは自覚症状があまりなく、つい放っておかれがちです。ここでは、お尻の筋肉の硬さセルフチェック~筋肉をほぐすストレッチのやり方まで一挙にご紹介していきます。
座りすぎると「なかなか眠れない」のはなぜ?
みなさんは、1日のうち何時間座って過ごしていますか? 在宅ワークやデスクワークをしている人だと、8時間以上座っているというケースも珍しくないかもしれませんね。
過去におこなわれたオーストラリアの研究機関の調査では、日本人(成人)が平日に座っている時間は世界20カ国中でもっとも長い7時間ということがわかりました。座りすぎは健康リスクを高めるため、こまめに立ち上がって、軽く動くなどの対策を取り入れたいところです。
また、座りすぎはお尻の筋肉を硬くします。座っているあいだ中、自分の体重がお尻にかかって持続的に筋肉が圧迫され、血流が悪くなるためです。特にお尻の筋肉のなかでも、仙骨(せんこつ/尾骨の上・逆三角形の骨)まわりの筋肉が硬くなると、副交感神経へのスイッチがうまく入らず、イライラしやすくなる、なかなか眠れなくなるなんてことも考えられます。
お尻の筋肉の硬さ:セルフチェック
次に、自分のお尻の筋肉が硬いかをセルフチェックしていきます。
●お尻を触ると冷たい
●お尻を揉むと硬い・強張っている
●左右のお尻の高さが違う
●座って過ごす時間が長い
●きついショーツやガードルを履くことが多い
●うつ伏せになり足の裏同士を合わせてひし形を作った時、骨盤が床につかずに浮いてしまう
※ チェック項目は目安です。
お尻の筋肉の凝り固まりは、首や肩のコリと比べて自覚症状があまりなく、つい放っておかれがちです。筋肉の硬さに心当たりがあった人は、後半のストレッチに進みましょう。
睡眠の質を高める「お尻ほぐし」ストレッチ
<やり方>

1)正座になる。足は重ねず、かかとを自然に開く

2)左脚をうしろに伸ばす。右脚はひざを外側に開いて倒し、かかとを恥骨に近づける。背筋をスーッと伸ばして、目線は正面

3)息を吐きながら、上体を前に倒す。力を抜き、呼吸が体を支えてくれているのを感じながらリラックス<回数:5~10呼吸>

4)腕を右斜め前に伸ばす。左手の指先と左足先で引っ張り合い、お尻の左側を中心に心地良くストレッチされるところで呼吸を繰り返す<回数:5~10呼吸>
5)反対側もおこなう
AUTHOR

- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く