【もうコーヒーに頼らない!】管理栄養士が教える、眠気を覚ます食品5選


「眠気冷ましにはコーヒーが欠かせない」という方は多いのではないでしょうか。コーヒーに含まれるカフェインは覚醒作用があり、一時的な眠気を吹き飛ばしてくれます。しかしカフェインの摂りすぎは健康に悪影響を及ぼす可能性もあります。この記事ではコーヒー以外で眠気を覚ます食べ物を管理栄養士が解説します。
コーヒーに頼らない!眠気冷ましに効果的な食品
ダークチョコレート
チョコレートに含まれるカフェインとテオブロミンには、集中力を高め、覚醒作用があると言われています。特にカカオ70%以上のダークチョコレートは、糖分が控えめで効果的です。一般的なチョコレートは糖分が高すぎるため血糖値の乱高下を招き、逆に眠気を引き起こす原因となります。
ナッツ類(アーモンド、くるみ、カシューナッツなど)
ナッツには、脳や神経系の働きを支えるビタミンB群や、筋肉と神経の伝達を正常に保つマグネシウムが豊富に含まれています。また、オメガ3脂肪酸や不飽和脂肪酸といった良質な脂質を含み、脳細胞の健康維持に不可欠です。これらの栄養素の組み合わせにより、ナッツはエネルギー代謝を助け、集中力や覚醒度の維持に役立ちます。噛むという行為も脳への刺激になります。間食として数粒摂るだけでも、眠気を防ぐ栄養補給になります。ただし高カロリーなので食べ過ぎには注意が必要です。

ハーブティー(ペパーミント、レモングラスなど)
ハーブティーはカフェインを含まないので、体に優しい点が特徴です。中でも、ペパーミントやレモングラスなどの爽やかな香り成分は、嗅覚を通して脳を刺激し、リフレッシュ効果を発揮します。これらの香りは、自律神経に作用し、集中力を高める効果もあるとされています。香りを嗅ぐだけでもリフレッシュできるので、アロマオイルなどを合わせて使うことも効果的です。
昆布・するめ
昆布やするめなど噛み応えのある食品も眠気冷ましに効果的です。よく噛むことで、口周りの筋肉が刺激され、脳への血流が増加します。これにより酸素と栄養の供給が促され、脳の活動が活性化し、自然と眠気が抑えられまし。特に昆布やするめなど噛みごたえのある乾物類は、長く咀嚼を続けることができるため、覚醒効果がより高まります。昆布やするめはビタミン・ミネラルやたんぱく質も含まれており、健康的な間食としてもおすすめです。
水を飲む
食品とはまた異なりますが、脱水の初期症状では眠気を引き起こします。人間の体は約60%が水分でできており、数%の水分不足でも脳の働きに支障をきたします。特に朝起きた直後や仕事中は、気付かない内に水分が失われていることが多いため、こまめな水分補給が大切です。水を飲むことで血液の流れが良くなり、脳への酸素と栄養の供給がスムーズになって覚醒効果が得られます。冷たい水を少しずつ飲むと、体にも刺激を与え、よりシャキッと目が覚めます。
まとめ
コーヒーは手軽な覚醒アイテムですが、コーヒーだけに頼りすぎず、さまざまな食べ物を取り入れて眠気を乗り越える方法を身につけましょう。
〈参考文献〉
脱水 | 健康長寿ネット- SHARE:
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