更年期の不快感、吐き気、胃のムカムカ、乗り物酔いが消える！手首のツボ「内関」の押し方

ツボは「気」の流れる川のこと 

ツボとは、『経穴』（ケイケツ）とよばれ、東洋医学の考えに基づく「気の流れる川」＝「経絡」（ケイラク）に点在し、全身に３６1個もあります（WHO認定）。
経絡は川のように全身をくまなく流れ、それぞれ特定の臓腑に流れ込み、身体機能を活性化させると考えられています。経穴（ツボ）は、経絡上の気血の出入によって流れを管理しています。

気が詰まったり少なすぎたり、ツボ周辺がコリコリに固かったり、逆にヘナっと弱くなったり。不調が生じたらツボ刺激でからだを整えましょう！　かんたんな刺激で体調を整えることもできるのがツボの良いところ。とても効果があります。
ツボを刺激する療法として、指圧、鍼灸などがありますが、自宅でも気軽に押して気軽に押したり、叩いたり、温めたり。体調を効果的に整えることができます。今回は筆者が実際に効果を感じたツボをご紹介いたします！

私は小さな頃から乗り物酔いしやすく、三半規管が弱い性質です。更年期症状が出る時も、なんとなく吐き気があるという時がありました。

「内関」のツボは即効性があり、刺激をすることでその場で症状が緩和、消滅します。　また、このツボは妊婦さんのつわり、更年期の不快感、ストレスの多い方の胃痛にも効きます。現代社会を生きる私たちにとって大変お役立ちのツボなのです。もし人間関係ストレスや寒冷ストレスで気分悪くなったら、とにかく、手首を触って、ぎゅっと握りましょう。けろっとなおってしまうかもしれません！

<内関の効果>

お腹のはり、膨満感、ガスが溜まる
生理痛、更年期諸症状、ムカムカ、おもダルさ
目の充血
自律神経の調整
消化器系の不調、吐き気、
乗り物酔い、車酔い
心身のトラブル
精神の不安定、不安感
喉の痛み
二日酔い
天気痛、気候病
様々な体調不良の症状
(ストレスが関係する)胃腸の不調、不快感、痛み
胸やけ、胸の痛み、圧迫感
イライラ、ヒステリー
動悸、めまい
更年期の不安、不眠、精神安定
ふらつき
胸の圧迫感、痛み

　<探し方>

さまざまな症状に効果があるとされるツボです。手のひらを上に向けたときにできる手首のシワから、指3本分ほど肘側に位置する場所です。

<押し方>

1、片手の手首の内側の内関のツボを4〜5秒くらい押す

2、心地よい響きかんじられるところ、胃が軽く感じるまで繰り返し押したり離したりを続けます
10回、3セット

乗り物酔いグッズは「シーバンド」「マタニティバンド」という名前で検索してみてください。
内関のツボは温めても気持ち良いです。睡眠不足の方は就寝前に温水で手首までをゆっくり洗い温めると深く眠れますよ。
身体の5つの首(両手首、両足首、首の根元)は冷やさない事！　おばあちゃんの知恵です！内関のツボを温めましょう。