【ただ押すだけで元気復活!】腰が重い、ダル重、倦怠感の更年期症状に効く「関元兪のツボ」押し方


ツボとは東洋医学の考えに基づいて、体内に存在するとする経絡(けいらく)という「気の流れる川」上に存在する経穴(けいけつ)のこと。「気の出入り口」の役割があります。経穴は、気の川の重要なポイントで、経絡上の気血流を管理するといわれます 。気が詰まったり、少なすぎたり、多すぎたりするとツボ周辺が硬くコリコリになったり、ヘナっと弱くなったりという現象が生じます。今回は筆者が実際にものすごく効果を感じたツボをご紹介いたします!
更年期症状にはツボ刺激が効果アリ
女性ホルモンの減少によって、血管の収縮・拡張をコントロールしている自律神経が乱れるのが全ての更年期症状の原因です。
脳の視床下部からの指令に身体がうまく答えられないことで症状が出ます。脳の不調はカラダの不調と直結! 頭がぼーっとしてきて行動もシャキシャキできなくなって、活動量が低下してくれば、代謝も悪くなり、文字通り「カラダが重い」状態に。ホルモンの仕業で脂肪もつきやすくなり悪循環。
こんなとき、元気を促すツボを押してカラダからシャキッとさせましょう。カラダを使えば脳も目覚める。気持のコントロールがうまくいかないなら、体からのアプローチでやる気をUPさせましょう!

更年期症状に効くツボ…『関元兪』(かんげんゆ)
関元兪は足の太陽膀胱経の26番目のツボで、背面の腰部にあります。
腰椎第5棘突起下縁にあるので、背面の、骨盤上部のふちがその場所。立って腰に手を当てて、背骨を挟んで両側にちょうど凹んで、押すと気持ち良い部分といえます。
加齢や体力の衰えに伴う勢力減退を補うツボで、カラダの前面、腹部にある『関元』という正中線上にあるこれまた重要な『元気のもと!』と呼ばれるツボと対応しているので、効果の大きいツボとしても有名です。
効果・・・腰部にあるので、腰痛はもちろん、婦人科、便秘、下痢、膀胱炎、頻尿、胃腸の不調、生理痛、倦怠感、情緒不安定、等

<ツボの押し方>
ツボ押しの基本は4秒間押さえて、同じ4秒でゆっくりと指を離していきます。「痛気持ち良い」くらいまでの刺激で抑えて、押さえているときは深呼吸も意識するようにしましょう。
<関元愈の押し方と探し方>
1、足を楽に開いて立ちます

2、腰に手を当てて、関元愈を探します。骨盤の上部の骨のキワ、腸骨を外側から内側にたどってポコっとした場所を探します。

3、指を当てたまま、骨盤を前後に動かします。


強く押さなくてOK!気持ちよく腰が軽く感じるまでこの動きを続けてみましょう。
この動きは動気功の動きでもあります。動気功の基本の考え方は「簡単で単純な動きをゆっくりと気が通る感覚がするまで、ただ繰り返すこと」。
朝起きたらまずはこのワークをしてカラダと背骨を動かします。気巡りとともに心身目覚めさせましょう。
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