寝つきが悪い人必見!「さくらんぼ」に含まれる“眠りホルモン”が快眠を後押し、効果的な食べ方は?

寝つきが悪い人必見!「さくらんぼ」に含まれる“眠りホルモン”が快眠を後押し、効果的な食べ方は?
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初夏の訪れを感じさせてくれるさくらんぼ。そのキュートな見た目と、甘酸っぱいジューシーな味わいは、他のフルーツにはない特別感がありますよね。そんなさくらんぼですが、実は小さな果実に大きな効能が秘められているんです。今回は、寝つきが悪い人に朗報。さくらんぼの意外な健康効果について解説します。

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春~夏は寝つきが悪くなる!?

4月から周りの環境がガラリと変わり、慣れない生活や忙しさのせいで、すでに疲れ切ってしまっている人もいるでしょう。新しい生活のリズムが掴めてはきたけれど、連休が入ってまた振り出しに戻ったなんてこともあるかもしれません。忙しいとつい食事を適当に済ませたり、暖かくなってきて冷たいものばかり食べてしまったりしていませんか?また、連休中にいつもと異なる食生活を送ったりして、胃腸の不調も現れやすい時期です。
このように、ついつい体のメンテナンスが後回しになってしまうと、体の不調が心にも現れてしまいます。興奮、イライラ、不安、落ち込みやすいなど、さまざまなマイナス感情を感じやすくなるのです。
また、気温が高くなってくると、体が紫外線の影響を受けやすくなります。外気温の熱が体にこもることで、心が不安定になり、不安感が強くなったり、体が冷めずに寝つきが悪くなることもあります。体の内側と外側から様々な影響を受けて、不眠や睡眠不足に陥ってしまう可能性が高いのです。

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寝つけない人へ さくらんぼの健康効果とは

脳から分泌されるメラトニンというホルモンは、体内時計に作用して一日のリズムを整え、睡眠をサポートしてくれる働きがあります。さくらんぼにはこのメラトニンが豊富に含まれているので、寝つきが悪い日が続いてしまったときや、今日はしっかり眠りたいという日などに食べてみてください。効果的なタイミングは、夕食前~就寝1時間ほど前。自然と眠気がやってくるように、入浴した後はゆっくり過ごす、寝る前にテレビは観ないなど、リラックスした状態で食べるようにしてみてくださいね。

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他にはどんな栄養があるの?

さくらんぼには、メラトニンの他にも様々な栄養が含まれています。ポリフェノールであるアントシアニンは、視力回復に効果的な成分。抗酸化作用が強く、皮の部分に多く含まれています。また、β-カロテン、ビタミンC、カリウムが豊富です。疲労回復、美肌、高血圧予防、むくみ予防など様々な効果が期待できるでしょう。

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種は食べないほうがいいの?

さくらんぼの種には、アミクダリンという体に有害な成分が含まれています。少量なら問題はないのですが、大量に摂取すると食中毒の症状を引き起こす可能性もあります。日頃から種は食べないようにしてくださいね。

<参考文献>
メラトニン/厚生労働省eJIM
サクランボ|とれたて大百科|食や農を学ぶ/JAグループ
完全版その調理、9割の栄養捨ててます!/世界文化社

<ライター>やなぎかおり
特別養護老人ホームにて介護食の大量調理や栄養士業務を経験。働きながら管理栄養士の資格を取得。その後、中学校給食センターにて献立作成、給食管理、食育授業に携わる。結婚、出産を経て、ヘルスケア栄養指導士の資格を取得。子育てをしながら栄養に関する記事執筆を行っている。

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