【背もたれにどっかり】寄りかかって座っていませんか?腰痛の原因となる骨盤後傾を調整するストレッチ
椅子に座っているとき、背もたれにどかっと背中をつけていませんか?骨盤が後傾したままの状態で座り続けると、腰椎のカーブが後弯してしまい、腰痛を招いてしまいます。骨盤を正しい位置に戻していきましょう。
骨盤は複数の骨で構成されている
そもそも骨盤は、背骨と股関節とでつながっており、「寛骨(かんこつ)」、「尾骨(びこつ)」「仙骨(せんこつ)」といった複数の骨が組み合わさって構成されています。また寛骨は「腸骨(ちょうこつ)」「恥骨(ちこつ)」「坐骨(ざこつ)」から構成されています。骨盤を触ったときに、お腹側に出ていくる骨の部分を「上前腸骨棘(じょうぜんちょうこつきょく)」と呼びます。
理想的な座り方
以下の条件を満たすことで、腰痛になりにくい理想的な座り方が実現できます。
・骨盤の左右の高さが、地面に対して水平である
・「上前腸骨棘」と「恥骨」を結んだ線が、地面に対して垂直である
・座る際に、左右の坐骨へ均等に体重がかかっている
太もも裏の筋肉が硬くなると骨盤が後傾しやすい
太もも裏の筋肉であるハムストリングは、坐骨からひざ裏にかけてついている筋肉です。ひざを曲げるときや股関節を後ろに反らすときに働きますが、ハムストリングが硬くなると、骨盤が後ろへひっぱられやすくなります。
骨盤の後傾をリセットするストレッチ2選
座るときに骨盤が後傾しやすい人に、おすすめのストレッチを2つご紹介します。
・骨盤ゆらしストレッチ
①両ひざを立てて床に座ります。
②背中とお尻の間の骨部分(骨盤)に両手のひらを当て、上に引き伸ばすイメージで骨盤を立てていきます。お腹の筋肉が引き上がっている感じがすればオッケーです。
③お腹に力を入れ、骨盤をできるだけ後ろに傾けます。
④元の位置に戻り、この動きを5回繰り返します。
硬くなったハムストリングをほぐすストレッチ
①左ひざを立て、右ひざを床につきます。
②右足の指先を床につけかかとを上げ、上半身を倒して左太ももにお腹をくっつけましょう。
③太ももとお腹をくっつけたまま、お尻を後ろに引きます。左脚のもも裏(ハムストリング)が伸びていればオッケーです。
④前後の動きを3回繰り返します。脚を入れ替えて反対側も行いましょう。
動画で確認したい方はこちら
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く










