【椅子にもたれて座る人は要注意】骨盤後傾は肩こり・腰痛の原因に!寝たまま骨盤改善ストレッチ
椅子に座ったときに、背もたれに背中を預けた座り方をする人は、骨盤が後ろに傾いてしまっている可能性大です! 骨盤の後傾をそのままにしてしまうと、肩こりや腰痛など、体の不調を招いてしまうことも。こちらの記事では、骨盤の後傾を改善するストレッチを2つご紹介します。
背もたれに背中をつくと「骨盤が後傾」する!?
椅子に座るときの正しい姿勢は、左右のお尻の骨(坐骨)に体重が均等にのり、骨盤が立った状態です。正しくない座り方で多いのは、椅子の背もたれに背中をドカッと預けてしまい、坐骨よりも後ろに体重がかかってしまっている姿勢。この姿勢は「骨盤が後傾している」状態と考えられます。
骨盤後傾のデメリット
骨盤が後傾したまま放置していると、以下のような体の不調を招く場合があります。
・内臓の圧迫…内臓が圧迫されることで、内臓の位置が下がり、ぽっこりお腹になってしまいます。
・呼吸が浅くなる…背中が丸くなり肋骨の動きが制限されるため、呼吸が浅くなってしまいます。
・腰痛…骨盤が後傾することで太ももの裏の筋肉(ハムストリング)が硬くなり、腰の負担になります。
・肩こり…体のバランスをとろうと頭が前に出てしまい、首や肩に負担がかかります。
骨盤が後傾すると筋肉が硬くなる
骨盤が後傾することで硬くなる筋肉は、「ハムストリング」「大臀筋(だいでんきん)」「腹筋群」。衰えてしまう筋肉は、「腸腰筋」「大腿直筋」「脊柱起立筋」です。硬くなった筋肉はほぐし、衰えてしまった筋肉は鍛えていくことで、骨盤を正しい位置に戻しましょう。
骨盤の後傾を改善するストレッチ2選
硬くなったハムストリングをほぐして、腸腰筋を鍛えるストレッチをご紹介します。寝ながら行えるので、一日の終わりに布団の上で行うのがおすすめです。
ハムストリングほぐしストレッチ
①仰向けになり、右脚を天井方向へ上げます。
②ひざが伸ばせる場合は伸ばし、難しい人はひざを曲げたまま、両手でふくらはぎをつかんで引き寄せます。ふくらはぎに手が届かない場合は、フェイスタオルなどを引っ掛けて行ってください。
③呼吸を続けながら、30秒キープをします。反対側も同じように行います。
腸腰筋鍛えるストレッチ
①仰向けになり、両手で右膝を抱えます。
②太ももをお腹まで引き寄せ、脚の付け根の筋肉をギュッと縮めます。
③太ももをお腹に引き寄せたまま、両手を離して床に下ろします。
④脚の筋肉を使いながら30秒キープをします。しっかりと腸腰筋を使いましょう! 反対側も同じように行います。
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AUTHOR
上村ゆい
精神保健福祉士・社会福祉士の国家資格を持つヨガインストラクター。精神科勤務・飲食店・美容部員・農業など幅広い職種を経験し、2017年からフリーランスのヨガインストラクターとして様々な場所でレッスンをする。2019年から古民家を借りて、ヨガ教室を主宰。2021年からトータルビューティを学べるオンラインサロンを開設。どちらかというと身体が硬めのヨガインストラクター。
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