脚を組むのがやめられない人は今日からやろう!骨盤のゆがみを緩和するストレッチ方法
新年度となり、環境が変わった方もいれば、立場や役職が変わったという方も多いのではないでしょうか。デスクワークなどが続く中、あの姿勢になっていることはありませんか?
脚を組むのは良くないの?
無意識のうちに脚を組んでしまう、椅子に座ったとたん脚を組んでしまうという方はきっと多いでしょう。レストランやカフェに行ったとき時、ふとまわりの様子を見ると6割程度の方が脚を組む様子が見られます。また、デスクワークを行う際も脚を組むことでちょうど机とイスのバランスが取れたり、集中できるといったこともあるかもしれません。
それほど脚を組むことは身近な座り方といえますが、ヨガインストラクターである筆者からするとオススメできない座り方です。
脚を組むのがよくない理由
脚を組むと体に一体どんなことが起きているかというと、まず、片側の骨盤のみ内側にねじれやすくなってしまいます。この不安定な状態でもバランスを保つために上半身の片側側面をねじり、腰椎もねじった状態に自然となります。上半身・骨盤・下半身と全体的に歪んだ体を自ら作ってしまっているのが、脚を組んだ姿勢になのです。
一見かっこいい姿勢であったり楽な姿勢であったりするかもしれませんが、体へのダメージはなかなか大きいといえるでしょう。足を組み姿勢を続けることで、O脚やむくみを促進させてしまう、結果として両脚の太さを招きかねません。寝る前にむくみ緩和マッサージをしていても、日中脚を組んでいてはマッサージ効果は半減しているかもしれません。
本来は両足裏をきちんと床につけ、背筋を伸ばして座る方が体にとって楽な姿勢なはずなのですが、体が歪んだ状態では脚を組んだ方が楽に感じます。全身への影響が大きいため、まずは無意識に脚を組んでしまうクセを減らしていきましょう。
骨盤を正しい位置に戻すストレッチ
ここからは歪んでしまった骨盤の位置を正しいところへ戻すのにオススメのストレッチをご紹介します。新生活が始まって、心も体も窮屈を感じている、ちょっとスッキリしたいという方にもおすすめです。
<やり方>
1)マットの上で両脚を揃えて前に出します
2)左足の上を越えて、右足の甲をマットに寝かせます。足首が痛ければ足裏をマットに付けるだけでもOKです
3)左足も同様に甲をマットに寝かせますが、もしこの姿勢が痛いきついのであれば左足は真っすぐ伸ばしたままで大丈夫です。両足曲げられた方は、膝の高さに左右差がないかチェックしておきましょう。
4)両手を体の前につき、お尻を軽く浮かせ元に戻します
5)土台を安定させたら、息を吐きながら上体を倒しましょう。姿勢が苦しければ深く倒さず上半身の体重を下半身に乗せられていればOKです
6)息を吸いながら上体をゆっくり起こし、脚を組み替えて反対側も行います
7)反対側で同じ姿勢を取った時、どちらかの膝が高く上がっている、片側だけ座り心地が悪いなどあれば、そちら側を優先してストレッチしてあげましょう
歪みの少ない体を目指そう
生きている中で歪みや不調がまったくないという方は少ないでしょう。それらを解消するために大切なのは、普段の生活の中で原因となっている点に気付けるかどうかです。それに気付けてクセを減らす意識を持つ、そして、解消するストレッチやヨガのポーズを取り入れることで歪みは解消されます。ぜひ日ごろから意識していきましょう。
AUTHOR
古賀奈津美
商社のサラリーマンをしていた頃に運動不足解消のために始めたヨガと出会う。ヨガを始めて半年後にRYT200を取得。週末のみ活動するインストラクターから、フリーランスのヨガインストラクターへと転身。常温ヨガ、ホットヨガ、溶岩ヨガなど様々なスタジオで指導。パークヨガやビーチヨガのイベントも実施。現在はオンラインヨガ・児童館にてママ向けヨガを実施中。RYT200取得/ヨガ解剖学基礎講座修了
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