崩れた姿勢の放置は不調のもと!【長い時間座った後に】ガチガチ部分を伸ばす姿勢対策ストレッチ

 崩れた姿勢の放置は不調のもと!【長い時間座った後に】ガチガチ部分を伸ばす姿勢対策ストレッチ
photo by photoAC

デスクワークやスマホ利用が長く続いた後の縮こまった体をそのままにしていませんか?姿勢が崩れた状態が続くと体の柔軟性が弱り、様々な不調の原因になってしまいます。今回ご紹介する硬さを解消するストレッチでリセットしましょう。

広告

崩れた姿勢で硬くなる体とその影響

長時間にわたるパソコンのキーボードを打つようなデスクワークやスマートフォンで動画閲覧などを行っていると、背中が丸まって頭や首が肩よりも前に突き出る、肩が前に出て腕が内巻きになる(巻き肩)など姿勢が崩れがちです。

座り姿勢
photo by illustAC

頭・首・肩が本来あるべき位置にないと体重の約10%あると言われる頭の重さをうまく分散できず、首や肩、腰に過度な負担がかかって不快感や痛みの原因となります。胸も縮こまるので深い呼吸がしづらくなり、体の緊張状態から抜け出しにくくなります。

また、座っている時は上半身と下半身をつないで姿勢の維持にも関わる腸腰筋(ちょうようきん)が縮んでいるため、座り時間が長くなると腸腰筋も硬くなって姿勢の安定にも影響します。

長時間座ってのデスクワークやスマホ利用が続いた後は、正しい姿勢を意識しながらのストレッチで硬さを和らげるのが不調の予防につながります。

ガチガチ部分を伸ばす!姿勢対策ストレッチ

今回ご紹介するストレッチでは、丸まった背中を伸ばす、縮こまった胸を開いて硬さを和らげながら前に出た肩を引く、前ももを伸ばしながら縮んだ腸腰筋を伸ばす、これらをまとめて行います。バランスを保つために体幹や下半身の筋肉を使うので、体幹が安定して全身のバランス感覚も向上していきます。硬く緊張した筋肉がほぐれていくのを感じながら行ってみましょう。

<やり方>

よつばい
Photo by Kayoko Yoshida

1)四つ這いの姿勢から右足を両手の間に踏み出す。

ローランジ
Photo by Kayoko Yoshida

2)上半身を起こし、左の太ももが床と垂直になるように体勢を整え、両手を組んで手のひらを後頭部にあてる

ローランジ
Photo by Kayoko Yoshida

3)息を吐きながら前の膝を曲げ、上半身を前にスライドさせるように動かし、左の前もも、もも付け根、腸腰筋を伸ばす

4)顎や目線が上がりすぎないように顔は正面に向け、手を組んだまま両肘を少し後ろに引いて、縮こまった胸を伸ばす。伸びている部分を意識しながら、3〜5回ゆっくりと呼吸を続けてキープ。この時、胸を開こうとして腰を反りすぎないように注意しましょう

5)終わったら四つ這いに戻り、今度は左足を前に踏み出して同じように行う

広告

AUTHOR

吉田加代子さん

吉田加代子

オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。



RELATED関連記事

Galleryこの記事の画像/動画一覧

座り姿勢
よつばい
ローランジ
ローランジ