便秘や冷え性の原因が骨盤後傾?!骨盤の姿勢を整える骨盤矯正エクサ

 便秘や冷え性の原因が骨盤後傾?!骨盤の姿勢を整える骨盤矯正エクサ
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伊藤香奈
伊藤香奈
2024-10-22

背中を丸めて座っていると、筋肉のコリや腰痛を引き起こすだけでなく、実は内臓に影響が及ぶ可能性も。姿勢を整えることで眠れるようになったという例もあるらしい・・・?そのメカニズムと対策をご紹介します。

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骨盤後傾で起こる不調

背中を丸めて座ったり、椅子に浅く座って背もたれに寄りかかるなどの仙骨座りをしていると、姿勢が悪くなって筋肉のコリや痛いが起こるという話はよく聞きますが、その姿勢が内臓にも影響すると考えたことはありますか?
骨盤後傾(骨盤が後ろに倒れた姿勢)だと、骨盤内にある内臓も後ろに倒れている状態。内臓の位置が変わり、不調の原因になる可能性があります。

不良姿勢
イラストAC

腸が後ろに倒れる→腸全体が下垂(下にさがる)し、内臓の機能低下の原因になる可能性がある

腸の位置が変わる→正常な蠕動運動が起きづらくなり、便秘の原因になる可能性がある

また、脚を組むとどうしても骨盤は後ろに倒れやすくなります。骨盤に左右のゆがみが生じやすくなるだけでなく、内臓や鼠径部付近の血管が圧迫されることによる循環不良で冷え性を引き起こしたり、頭痛や肩こりなどの原因になることもあるそうです。
婦人科医系のお悩みをお持ちの方は、脚を組む癖があったり、不良姿勢で座る時間が長いというライフスタイルであることも多いともいわれています。

骨盤の姿勢を整えよう!

最近のボディメイクは、骨盤が前に倒れる反り腰がフォーカスされていますが、座った姿勢では圧倒的に骨盤が後ろに倒れる骨盤後傾の人が多いです。骨盤を立てるために必要な筋肉を鍛える必要があります。骨盤をアンバランスにした状態で筋力を養うエクササイズをご紹介します。

1)床に座ったらヨガブロックを1番低い高さで右のお尻の下に入れる(バスタオルやクッションなど高さがあるもので代用できます)

2)右膝は立て、左膝は楽に横に倒した状態にする

3)骨盤を立てる、後ろに倒すを繰り返す

骨盤矯正エクササイズ_伊藤香奈
photo by 伊藤香奈

右の骨盤だけ上げた状態で行うことで、骨盤がバランスをとりながら動くという筋力と意識を養うことができます。

▼ブロックの置き方や動きをチェックしてみよう!

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伊藤香奈

伊藤香奈

股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学とヨガ・ストレッチ・筋膜リリース・骨格調整などを学び自らの痛みを克服した経験をもとに、オリジナルメソッド「股関節ヨガ」を考案。「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるほか、股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。



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