【私の骨盤、後ろに倒れてる?】骨盤を無理なく起こす股関節ストレッチ
椅子に座っている時に、お尻を前にスライドさせて座る癖はありませんか?もしくは骨盤を意識して立てようと思ってもうまく動かないというお悩みを感じていませんか?そんな方は骨盤が後ろへ傾く「骨盤後傾」の姿勢になっている可能性があります。今日は骨盤後傾の姿勢の方が、無理なく骨盤を起こせる股関節ストレッチをご紹介します。
骨盤後傾姿勢のサインと骨盤を無理なく立てるポイント
骨盤後傾姿勢のサインは以下のようなものです。
・椅子に座っている時、ついお尻を前にスライドさせて座ってしまう
・腰を反る動作が苦手、やりにくい
・股関節が動かず、開脚が難しい
・おへその下・腰回りに肉がつきやすい
あなたはいくつ当てはまりますか?ひとつでも思い当たる方は骨盤後傾姿勢になっている可能性があります。
骨盤後傾を直そうとして無理に骨盤を良い方向に立てようとしても、どうすればいいのかわからなくなり、結局姿勢は変わらないままという方が非常に多いです。骨盤後傾姿勢は、単に骨盤が後ろへ傾いているだけでなく、股関節自体が動かしにくい角度になっているということでもあるからです。
今回紹介するストレッチは、股関節を無理なく動かし、股関節の可動域を確保しながら骨盤を立てる方向に骨盤を動かすことができます。一連の流れでやっていただくと、骨盤が自然と立ち、姿勢改善に繋がりますよ。
合わせて、骨盤後傾姿勢の方にありがちな、硬くなりやすくストレッチしにくい「つけ根・お尻・腰」も気持ち良くストレッチできる動作も折り込みました。
このストレッチを続けていくことで、姿勢が良くなるだけでなく、後傾姿勢の方の腰痛や股関節の違和感なども解消できるようになります。ぜひ一緒にやっていきましょう。
【骨盤後傾の人向け】倒れた骨盤を無理なく起こす股関節ストレッチ
1)お尻を床につけ、膝を立てて座ります
この時、胴体が入るくらいの脚幅まで広げてください。斜め後ろの床に手をついてください。
2)膝を左右に倒して股関節をストレッチ
膝を大きく左右に倒します。股関節が内側・外側に偏りなく動くように意識してください。ここで十分に股関節が動くと、この後で骨盤が動かしやすくなります。
3)片側に膝を倒して、お辞儀をしてください
片側に膝を倒したまま、胸を太ももにつけるようにしてお辞儀をしてください。つけ根・お尻・腰がストレッチされることで、後ろに傾いた骨盤が前に倒れ、骨盤が立ちやすくなります。
反対側のお辞儀も同様に行ってください。
▼動画で見てみる▼
AUTHOR
伊藤みなみ
日本女子体育大学を卒業後、ピラティスインストラクター/パーソナルトレーナーとして指導開始。バレエ歴25年。トレーニング指導歴10年。パーソナルトレーニングサロンitomii代表。企業での講師業やライブ配信も行っている。しなやかに動く体作りをモットーに、初心者でも無理なくできる・体が変わるエクササイズを発信中。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く