【40代からの下腹ぽっこりに】上半身を起こす腹筋より断然簡単！寝たまま脚揺らしエクササイズ

なぜ40代以降は下腹が出やすくなるのか？

40代以降の体には若いころとは違った変化が起こりやすく、それが下腹ぽっこりの原因になっていることが多いのです。

40代からの体の変化と、下腹に影響する主な原因をご紹介します。

基礎代謝の低下と筋力の減少

40代を過ぎると自然と筋肉量が減りやすく、基礎代謝も低下します。お腹周りの筋肉が弱くなることで、内臓をしっかり支えられず、内蔵が下垂することで下腹がぽっこりしてしまうことも。

また、筋肉が減ると脂肪も燃焼されにくくなり、余ったエネルギーが脂肪としてお腹まわりに蓄積されていきます。

ホルモンバランスの変化

40代以降は、エストロゲンという女性ホルモンの分泌が徐々に減少していく時期です。エストロゲンには脂肪の蓄積を抑える働きがあるため、減少すると「内臓脂肪」がつきやすくなります。

また、ホルモンバランスが崩れることで自律神経も乱れやすくなり、便秘や冷え、むくみなどの不調も起こりやすくなるのです。これらが重なって、ぽっこりとした下腹が目立ちやすくなります。

姿勢の変化と骨盤のゆがみ

スマホやパソコンを長時間使う生活が続くと、知らず知らずのうちに猫背や反り腰になりやすくなります。姿勢が崩れることで、骨盤が前や後ろに倒れ、内臓が本来の位置から下がってしまい、下腹がぽっこり出てしまうのです。

加齢による筋力低下も、姿勢を支える力を弱めてしまう原因のひとつです。

便秘

40代を過ぎると、腸の動きも鈍くなりやすく、便秘になりやすい傾向があります。便やガスが腸内に溜まると、下腹が張ってぽっこり見える原因に。

こんな生活習慣が下腹を育ててしまうかも…

下腹が出る原因は「年齢」だけではありません。実は、何気ない毎日の習慣が少しずつ積み重なって、お腹まわりに現れていることも。
特に40代以降は、無意識のうちに身体を動かさなくなっていたり、疲れやすさから不規則な生活になりがちです。

当てはまる項目がないか、ぜひチェックしてみてください。

運動不足

毎日家事や仕事で忙しくて、運動する時間がなかなか取れないと言うかたも多くいます。エレベーターや車移動が増えると、歩く機会も減り、筋力がどんどん低下してしまいます。

座りっぱなしが多い

デスクワークや家事の合間に座っている時間が長くなると、骨盤が倒れた姿勢になりがちです。また、お腹の筋肉も使われなくなるため、筋肉はどんどん衰えてしまいます。

無意識の「胸式呼吸」

忙しさやストレスなどで、呼吸が浅く肩や胸で呼吸する癖（胸式呼吸）がついている方も多くいます。お腹で深い呼吸をする腹式呼吸ができていないと、お腹の筋肉が使われず、ぽっこりお腹の原因になることも。

継続が苦手な方にこそおすすめ

お腹の引き締めエクササイズと聞くと、上半身を起こすハードなトレーニングを思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし腹筋運動は腰を痛めやすかったり、続けるのが辛いと言うかたも多くいます。

そこで今回お伝えするのは、仰向けで脚を上げ大きく揺らすだけの、シンプルなエクササイズ。
上半身を起こすよりも体にやさしく、それでいて下腹にダイレクトに効いてきます。しかも寝転んだままでできちゃいます。テレビを見ながらでもできる手軽さが、続けられる秘訣です。ポイントは腹式呼吸を意識して、息を吐きながらお腹を引き込むこと。脚を上げるだけでも血流が上がり、下半身のむくみを改善したり、またお腹に力が入ることで、腸の動きが促されるというメリットもあります。

「つらい筋トレは苦手…」「三日坊主になりがち…」という方にこそおすすめですので、ぜひ試してみてくださいね。

下腹ぽっこり改善脚揺らしエクササイズ

1)仰向けになり両手はおしりの横へ。

2)両脚を上に向けて上げる。(膝裏が硬いかたは大きく曲げていてOK)

3)お腹を引き込むように息を吐きながら、ももとお腹を近づける。

4)息を吸って前に。

5)反動を付けても良いので、大きく揺らすように10回繰り返す。