股関節のつまり感は揺らすだけでゆるまる!原因にアプローチ→仰向けでつまりがほぐれるワイパーほぐし


股関節がスムーズに動かない、何となく引っ掛かりが合ったり、違和感があったり…それらの「つまり感」といわれる症状の原因は、腸腰筋の硬さかもしれません。
股関節のつまり感は腸腰筋が原因?
腸腰筋(ちょうようきん)は、上半身と下半身をつなぐ唯一の筋肉。股関節を曲げる動きで働く筋肉です。体の内側にある「インナーマッスル」に分類されますが、他のインナーマッスルと圧倒的に違うのは、そのサイズ感。インナーマッスルといえば、関節の近くについている小さな筋肉という解説を良く見かけますが、大腰筋はアウターマッスル並の大きさがあり、階段を1段ずつ登るような動きではあまり働かず、逆に1段飛ばしで大きく動かすときや、ダッシュをするように膝を高く上げる動きで機能するという、とてもレアな筋肉です。

イラストAC
使わない筋肉は弾力性がなくなり、硬くなっていくという性質があるため、膝を高く上げるような動きが少なくなり腸腰筋が硬くなると、股関節を動かす時に硬い筋肉が邪魔をして、つまった感じやスムーズに動かない感覚が生じることがあり、これが「つまり感」につながります。特にインナーマッスルの腸腰筋は、意識して動かさないと気付かぬうちにどんどんと衰えていく可能性があります。
腸腰筋が整うとどんなメリットがある?
腸腰筋は背中から始まり、上半身と下半身をつないでいるという稀有な形をしていることから、良くも悪くも上半身にも下半身にも影響がでます。腸腰筋を整えると、こんな良いメリットがたくさんあります。
姿勢が整う
背骨のS字のカーブが整って、姿勢がよくなります
内臓が温まる
腸腰筋は骨盤の中を後ろから前に横断しており、腸腰筋の近くに腸が存在しています。腸腰筋がしっかり機能するようになると、筋肉動かすときに発せられる熱により内藤が温められる効果が期待できるかもしれません。
歩幅が広くなる
歩幅が広がると認知機能が改善したという研究結果があります。大きな歩幅で元気よく歩くことで脳も活性化する可能性が。
腰痛・肩こりが改善する
腸腰筋は、骨盤の安定性に不可欠な筋肉。骨盤のポジションが安定し、整うことで、姿勢不良が原因で起こっていた腰痛や肩こりが楽になるかもしれません。
つまり感を解消し腸腰筋を使えるようになろう!
日々使えていない腸腰筋は、硬くなり股関節のつまり感を生んでいます。このつまり感を解放し腸腰筋が機能しやすい状態を整えていきましょう。
1)仰向けになり、右膝を胸に引き寄せ両手でおさえる(膝や太ももの裏側など、楽なところを押さえます)
2)伸ばしている左脚を、股関節からブラブラと揺らす(つま先を内側・外側に倒すように揺らす)

脚の付け根から大きく揺らすように意識することで、腸腰筋が緩んできます。
▼インストラクターの動きを動画でもチェックしてみましょう。
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