ニットの下に隠れた〈二の腕のプヨプヨ〉撃退!上腕三頭筋についた脂肪を狙うエクササイズ


二の腕のプヨプヨの正体は、手の甲側にある筋肉・上腕三頭筋の上についた脂肪です。上腕三頭筋はもともとあまり使われない筋で、猫背の姿勢によってもサイズアップしやすい部位でもあり、効果的な運動と姿勢の改善が大事になってきます。そこで今回は、キツすぎないのにしっかり効く上腕三頭筋エクササイズをご紹介します。
冬の間にサイズアップした二の腕の脂肪を落とすには?
ひと言で「二の腕」と言っても、手のひら側についている上腕二頭筋と伸ばす時に働く上腕三頭筋で構成され、それぞれの筋肉は異なる働きします。
上腕二頭筋は肘を曲げる時に働く筋肉で、肘を曲げて鞄を持ち上げる、肘を曲げて重い物を抱えるようなシーンで活躍します。もう一方の上腕三頭筋は包丁で食べ物を刻むなど肘を伸ばした状態で物を押すようなシーンで働きます。
それぞれをイメージしてもらうと後者の上腕三頭筋は日常生活であまり使われることがありません。それゆえに、上腕三頭筋の上には脂肪がつきやすいのです。
上腕三頭筋の上に脂肪がつく理由
上腕三頭筋があまり使われない筋肉である他にも、姿勢のクセも二の腕の脂肪と関係があります。中でも気をつけたいのが猫背のような背中を丸めた姿勢です。もともと筋肉が使われにくいのに加え、猫背の姿勢が続くことで脂肪やセルライトがつきやすく、さらに、むくみやすくなります。
猫背姿勢が続くと、肩や腕の筋肉が正しく使われずに脂肪が蓄積しやすくなったり、脇の下に集中しているリンパ液の流れが滞ってむくみが生じることも考えられます。そこへ脂肪が蓄積するとセルライトが作られることも…。
キツくないから続く! 座ったままできる二の腕引き締めエクササイズ
二の腕をシュッとさせるためには上腕三頭筋を使う運動をすることと姿勢を正すことが大事なポイントです。上腕三頭筋は肘を伸ばして負荷をかける運動をしている時に効果的に使われるので、今回ご紹介するエクササイズをする時は意識してください。
<やり方>

1)あぐらで座り、手でお尻のお肉を左右にかき出し、座骨(お尻の下のほうにある尖った骨)に均等に体重を乗せて骨盤を起こす

2)両腕を体側から離し、手のひらを正面に向ける

3)腕のつけ根から後ろ~前へ30回ほど回す。肩を下げ、手のひらをクルクルと回転させる意識を持ちましょう

4)あぐらの姿勢に戻り、手を体の後ろについて上体を後ろに傾ける。手の指先は自分の方に向け、手のひらを床にしっかりついて体を支える

5)肘を後ろに突き出すように曲げ、肘を伸ばして4)の姿勢に戻る。肘を伸ばす時に上腕三頭筋を意識しながら、4~5回を繰り返し行う。余裕があれば30回程度繰り返してみましょう。
このエクササイズをする時、手首に痛みを感じる場合は手をつく位置を変えるなどして調整しましょう。痛みを我慢して無理に行わないでください。
冬の間は暖かなニットの下に隠されている二の腕。薄着の季節になってからサイズアップに焦ったことがある…という人は、今から運動習慣をつけておくのもいいかもしれません。
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