筆者が効果を実感!更年期の疲労・だるさを解消する【婦人科のツボ『三陰交』の正しい押し方】

 筆者が効果を実感!更年期の疲労・だるさを解消する【婦人科のツボ『三陰交』の正しい押し方】
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西川尚美
西川尚美
2025-01-23

ツボとは東洋医学の考えに基づいて、体内に存在するとする経絡(けいらく)という「」気の流れる川」上に存在する経穴(けいけつ)のこと。経穴は、気の川の重要なポイントで、経絡上の気血流を管理するといわれます 。気が詰まったり、少なすぎたり、多すぎたりするとツボ周辺が硬くコリコリになったり、ヘナっと弱くなったりという現象が生じます。今回は筆者が実際に効果を感じたツボをご紹介いたします!

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更年期症状の改善にツボ刺激

更年期症状は40代以降、加齢とともに訪れるホルモンバランスの乱れによって引き起こされる様々な不快症状です。
人によって出る症状も強弱も違いますが、全体的になんだかだるい、疲労感も強くでることが多いです。だるさにより活動が低下し、気血の循環も低下し、症状が悪化してくるなど悪循環を生じるのが厄介なところです。こんな症状に効果があるのが、ツボ刺激。

婦人科のツボ!「三陰交」は別名「女三里」

「三陰交」はホルモンバランスを整えるツボで、足の太陰脾経にあります。脾には体内の栄養物質を上に持ち上げる機能(昇清)があります。
名前の由来は肝・腎・脾の3つの経絡(気の川)が交わる場所という意味から。婦人科の要穴でもあり、効能としては、生理痛、不妊、逆子、更年期の冷えやのぼせ、脚の冷えや不眠などで、女性には大変ありがたい万能のツボともいえます。

三陰交1
十四経発揮 経絡図

<探し方>

内くるぶしから指幅4本のほど上の骨のキワにあります

三陰交
Photo by Naomi Nishikawa 

<ツボの押し方>

ツボ押しの基本は4秒間押さえて、同じ4秒でゆっくりと指を離していきます。「痛気持ち良い」くらいまでの刺激で抑えて、押さえているときは深呼吸も意識するようにしましょう。今回のポーズもツボを4秒押して、4秒でゆっくりと戻って、また同様に繰り返します。あまり痛すぎたら途中緩めて、呼吸を整えても良いでしょう。

三陰交
Photo by Naomi Nishikawa 

指で押圧しても良いですが、チャイルドポーズのアレンジで行うと脚のむくみがすっかりと取れ、気持ちもすっきりと軽くなり、全身に血流がめぐる様子を実感できます。

<足くみのチャイルドポーズのやり方>

1、四つ這いになる

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Photo by Naomi Nishikawa 

2、右足首の上に左足首を乗せる

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Photo by Naomi Nishikawa 

3、両手でマットを押し、お尻を踵の方向に下ろして圧をかける

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Photo by Naomi Nishikawa 

4、3~4秒かけて呼吸して、反対側も行います。

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Photo by Naomi Nishikawa 

足の爪先に気血が巡ったと感じられるまで繰り返し行ってみましょう。

4呼吸で足りない、と感じた方は1〜2分じっくり押し続けてみると陰ヨガの効果もあって脳も鎮静してきてより効果的です。しびれるほど行うのはやりすぎで、ほどほど「中庸」を目指しましょう。全身に温かさが広がると心もゆったり安らいできます。

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三陰交
三陰交
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