「夜中に目が覚めてしまう…」中途覚醒した時、どうするのが良い?睡眠コーチ・角谷リョウさんが回答

 「夜中に目が覚めてしまう…」中途覚醒した時、どうするのが良い?睡眠コーチ・角谷リョウさんが回答

最近なんだか、夜中に目が覚める、と言う人は案外多いもの。でも、この「中途覚醒」を長年続けていくと、脳にダメージが蓄積され、不眠症やうつに発展することも。こうならないために、どうしたらいいのでしょう? 睡眠コーチ・角谷リョウさんが回答!

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じつは、中途覚醒自体は、異常ではなく普通のことなんです。ただ、何度も起きて、寝れなくなるような状態が続くと、不眠症やうつ病につながってしまうため、危ない状況の入口とも言えます。

目が覚める=覚醒というと、一見ハッキリと意識があるように思えますが、じつは〈睡眠〉と〈覚醒〉の間は、とても曖昧。

自分で「目が覚めた」と意識した途端、覚醒=目覚めてしまいます。なので、「起きてない」と脳に思い込ませることが大事なんです。再び眠りにつくためには、中途覚醒しても「これは自然なこと」と捉えて、またゆっくり目をつぶりましょう。

中途覚醒した時に絶対やってはいけないこと

それは「スマホ」を見ることです。スマホを見ることで、脳の覚醒度が上がり、覚醒時間も増えて、スイッチオン! 本格的に目が冴えてしまいます。こうなると、もう一度眠りにくくなるため、時間を確かめたいならアナログ時計がおすすめです。

中途覚醒したら「また寝るか~」と自然に受け流して、スムーズに睡眠に戻りましょう。くれぐれも、過剰反応(スマホを見る、起きたと意識する)はしないこと! これだけで、体へのダメージは1/4に減らせます。

もう一度眠るために、必要なこと

人の体は、体温を下げながら眠りに入ります。中途覚醒+過剰反応した場合、体温が低いまま目が冴えるので、もう一度眠ることが難しくなるんです。

こんなときは、お風呂に入ったり、温かい飲み物を飲んだりして、一旦体温を上げてあげると、再び眠りにつきやすくなります。

現代は、仕事のストレスや、生活の不安などを抱えている人も多く、睡眠自体が浅くなっているように思います。そのため中途覚醒が起きやすいのですが、これ自体は、大したことはありません。大事なのは、目が覚めた時、過剰に反応しないことです。

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教えてくれたのは…角谷リョウさん

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構成・文/池田ゆき

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ヨガジャーナルオンライン編集部

ヨガジャーナルオンライン編集部

ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。



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